目次
今回はハンドメイドアクセサリー作成時、特に皮ひも・レザーコード・スエード紐などを使う際には大活躍の「コイルオコシ」について、アレンジ方法、種類や用途、使い方等をご紹介していきたいと思います。
1. コイルオコシとは
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コイルオコシとはエンドパーツの一つで、主にレザーコードを使ったアクセサリー作りでコードの端をキレイに処理するためのアイテムです。
カツラやU字フックの仲間ですね。
「コイル」という名前のとおりコイル状の形をしていて、一見するとアクセサリーとは関係ないただのバネのようですが、先端部分が起き上がっていることで輪の中に丸カンやカニカンなど、他のパーツを繋ぐことが出来るようになっています。
それで「コイルオコシ」という名前になっているのですね。
このコイルオコシはレザーアクセサリーのみならず、日用品でもときどき見かけることがあります。
これは、自転車の前カゴに取り付ける盗難防止アイテムです。
ナイロン紐の先端がすり鉢状のコイルオコシで処理されていて、コイルオコシ自体もフック型になっています。コイルオコシはこのように幅広いジャンルで使われるアイテムなんですね。
2. コイルオコシの種類
コイルオコシは金属で作られているパーツです。コードを差し込んだ後にペンチで挟んだり潰したりする作業があるためアルミ、ステンレス、シルバーなど加工しやすい金属が使われることが多いです。
レザーコードは様々な形状や太さがあるので、コイルオコシもいくつかのサイズに分かれています。
形も通常はコイルの先端が起き上がったものですが、上記のようなフック型など用途に合わせた作り方もされています。
3. コイルオコシの使い方
ここからは、コイルオコシの使い方について説明していきます。
1.
まず、レザーコードでアクセサリーのモチーフ部分を作ります。
今回使っているような平らなコードは先端部分を斜めにカットしておくと、コイルに差し込むときに楽チンですよ。
2.
抜け落ちないかな?と心配なときは、レザーコードを差し込む前にコイルの内側に接着剤を付けておくといいです。
爪楊枝を使うとカンタンです。
3.
レザーコードの先端をコイルの中に差し込んでいきます。
多少向こう側へ飛び出しても大丈夫なので、しっかり差し込みましょう。はみ出たところは後ほどカットします。
4.
レザーコードが差し込めたら、コイルの一番下の巻きをペンチなどで挟み、ギュッと潰します。
潰れたコイルがレザーコードをガッチリ挟んでいますね。たったこれだけでいいんです。
レザーコードがはみ出ている場合はその部分をカットして取り除き、起こしてある輪に丸カンやカニカンなど、好きなパーツを取り付ければ出来上がりです!
丸カンやカニカンの他にもS字フック・U字フックやマンテルを付けることもできます。
・S字フック・U字フック
※詳しい使い方はこちら↓
【ハンドメイドの基礎知識】U字フックセットの種類、使い方やコツ・レシピについて
・マンテル
※詳しい使い方はこちら↓
【ハンドメイドの基礎知識】マンテルの使い方・コツ・種類など
4. コイルオコシはこんな使い方も出来ます
カツラや他の紐止め金具と少し違う点として、コイルオコシはコードを通せるという特徴があります。そのためエンドパーツとしての使い方以外にも、ビーズやチャームを固定するための使い方ができます。
レザーコードをコイルオコシに通して、好きな位置で止めてコイルの端を潰すと、パーツを固定できます。そこへビーズを通したTピンなどを繋げば、レザーコードにビーズを固定したアクセサリーが作れますよ。
このようになります。ビーズに移動してほしくないデザインのときに有効ですね。
5. コイルオコシの代用品
コイルオコシが使いたいけれど、手元に無いときや好みのものが無いときには色々なもので代用ができますよ。もちろんコイルが手元にあれば好きな長さにカットし、先端を起こして使ってもいいと思います。
・カツラ
・紐止め金具
紐止め金具とカツラはコイルオコシと同じくコードを差し込んで挟んだりつぶしたりして処理ができます。フックは輪っかにコードを結んだり、カツラ付きのものがありますよ。
ヒモ留め金具(リボン留め)の詳しい使い方はこちら↓
【ハンドメイドの基礎知識】ヒモ留め・レース留め・リボン留めの使い方・コツ・レシピ
上記の記事も参考にしてくださいね!
これらのエンドパーツはどれも丸カンやカニカンなど他のパーツとつなげることが可能になっているので、作品のテイストや好みに合わせてチョイスできますね。
また、ワイヤーや9ピンを丸ヤットコなどにクルクルッと巻きつけて、コイルオコシを作ることも出来ます。ゴールドや金古美の9ピンで作ったり、好きな色・太さのワイヤーで作っても面白いですね!
・ワイヤー
・9ピン(シルバー、ゴールド、金古美)
9ピンは輪っかがすでにあるので、下の直線部分をクルクルまき付けるだけでコイルオコシの代わりになります。定番の30mmタイプだと少し短く仕上がるので、心配なときはロングタイプの9ピンを使うといいですよ。
では、9ピンでコイルオコシを作っていきます。
1.
9ピンと丸ヤットコを用意します。
2.
9ピンの輪っかの下から、直線部分をクルクル巻き付けていきます。
3.
輪っかが横になっていたら起こします。
4.
9ピンを使ったコイルオコシが出来ました!
ワイヤーを使う場合も同じ要領でクルクル巻き付けて、最後に輪っかを起こすだけです。とってもカンタンなので、思い通りのコイルオコシを自作してみるのもいいですね!
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