【ハンドメイドの基礎知識】マンテルの使い方・コツ・種類など

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マンテルって何の事?と思った方、大丈夫です。

きっと同じ疑問を抱えながら読んでいる方も少なくはないと思われます。

ハンドメイドでアクセサリーをよく作っている方ならきっと、はじめて聞く名前のパーツや金具でも何となく、その名前から用途や形状等はざっと見当がつくという事も多いかと思います。

例えば「かしめ玉」や「二重カン」などは、その日本語の意味からも何となくどんな金具なのかがおおまかには予想がつきますよね。

しかし【マンテル】といわれても、はて…まったくピンときません。きっと使った事のない方も多いのではないでしょうか?

というわけで、

今回はこの【マンテル】というパーツについて、その名前の意味やパーツ自体の用途、使い方、マンテルを使ったハンドメイドアクセサリーのレシピなどなど、マンテルについて掘り下げてご紹介していきたいと思います。



《マンテルとは?その名前の由来や意味について》

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マンテルは、アルファベット表記にすると「Mantel」と綴ります。

ですがこれは英語ではありません。ドイツ語で「マント」という意味の単語です。

ちなみにマンテルというアクセサリー用パーツを英語では「Toggle Clasp(トグルクラスプ)」と言います。

ですので日本でもたまに耳にする「トグル」というパーツも、由来である言語がちがうだけでマンテルと同じ金具の事を指します。

実は英語で「Toggle」とだけ言うとこれはアクセサリー用パーツではなく、ダッフルコート等のボタンでおなじみの「トグルボタン」の事を意味します。

トグルボタンとは、ロープ等で作られた輪っかの中に留め木という浮子型の棒を通し、輪っかに棒が引っかかる事によって上着の打ち合わせ部分を留めておく事のできるボタンです。

トグル式のボタンはダッフルコートだけに限らず、ポンチョコートやローブのようなマントタイプの上着の留め具としても昔から親しまれています。

マントによく使う留め具だから、ドイツ語のマントの意から《マンテル》というようになったのかもしれませんね。

《マンテルの種類について》

マンテルやトグルは、その留め具としての仕組み上どうしてもある一定以上の大きさが必要になってきます。

輪っかの中に棒を通し、また外す時にはその棒を再び輪っかの中にくぐらせてから引き抜くという作業が、人間の手でスムーズに行われる必要があるからです。

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他の種類のクラスプ金具に比べて存在感がある大きさだからこそ、マンテルには本当に多くのバリエーションがあります。
それに、他の留め具パーツとは違って必ず“対で”使用する必要があります。

それぞれの輪っかにはそれぞれに対応するバーが必ずセットでついており、それらをちぐはぐで使ってしまうと輪っかからバーが外れやすくなってしまったり、逆に抜けなくなってしまったりする可能性があるからです。

カニカンがないから引き輪で…などというように代用は効かないということですね。

マンテルやトグルにはデザイン性に富んだ形状の物が多く、アクセサリーによっては使うマンテルを変えるだけで全く違う印象のアクセサリーになる事もあります。

そのくらいマンテルは、ただの留め具としては侮れないほどアクセサリーのデザインを左右する重要なポジションにあるといっても良いでしょう。

ではここで、シンプルな形状のマンテルからユニークな形の物、思わずメインで使いたくなってしまうくらいの可愛いデザインのマンテルなど、一通りご紹介したいと思います。

マンテルの多様な形状やデザイン

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比較的装飾の少ないシンプルなタイプですが、輪っかの部分が丸ではなくハート形になっています。ガーリーなデザインに使うとディテールも凝って見えますね。

※出典元:紗や工房「商品番号 ap002241

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こちらもハート形デザインのマンテルです。

全体的に曲線ラインで象られたフェミニンな印象が強いデザインですね。

柔らかいイメージなので、淡い色使いのシルクリボンなんかを使ったブレスレットなどと合いそうです。

バーの部分がくるりと弧を描いたデザインになっているので付け外しもスムーズに出来そうですね。
※出典元:紗や工房「商品番号 ap000100

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こちらはスクエアモチーフが珍しいマンテルパーツです。

ぱっと見はシンプルに見えますが、スクエアモチーフに槌目模様が施されていたり、バーが緩やかにウェーブしていたりと、ディテールに細かなこだわりが。

このマンテルならユニセックスデザインにもしっくりハマりそうですし、モードなデザインのアクセサリーに使用しても洗練された印象に仕上がりそうです。
※出典元:紗や工房「商品番号商品番号 ap002248


《マンテルの使い方・マンテルを使ったハンドメイドアクセサリーのレシピ》

マンテルについて、何となくでも分かって頂けましたか?

ここからは、実際にアクセサリーを作りながら“どんな時に”“どのように”マンテルを使えば良いのかをご説明していきます。

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マンテルをアクセサリー作りに使用する最大のメリットは、付け外しのしやすさにあります。

そのため、片手で着脱しなければならないブレスレットなどのアクセサリーの留め具として使われる事が多いです。

マンテルを留め具として使用した、こちらのツイストコードのブレスレットのレシピを見ながら、マンテルの使い方を習得しましょう。

マンテルを使用したツイストコードブレスレットのレシピ

【材料】
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・お好きな色のツイストコード(5mm径)…手首の周囲の長さより4cm短い長さ

・ カツラ(6mm)…2個

・ お好きなデザインのマンテル…1組

・ 大きめの丸カン…2個

・ 瞬間接着剤(金属にも使えるもの)

【作り方】


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カツラの内側に瞬間接着剤を数滴たらし、カツラの内側全体にのばしておきます。

そこへツイストコードの端を押し込みます。指で押さえながら固定されるまで待ちます。


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反対側の端も同様にしてカツラを付けます。

接着剤の化学反応でカツラが熱くなっているので、冷めるまで待ちます。


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カツラを付けたコードの片側に、マンテルのバーを繋ぎます。

丸カンはデザインに影響しない程度に大きめの物を使用して下さい。

なぜならこのカツラくらいの大きさの物のすぐ隣にバーを繋ぐと、付け外しの際にカツラが邪魔してバーを寝かす事ができなくなり、輪っかに通しづらくなってしまうからです。

大きな丸カンを使わなくても、例えば小さなビーズを一粒繋ぎパーツとして間に持ってきたり、丸カンを2〜3個ジョイントさせたりしても対応可能です。


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もう片方の端のカツラには、マンテルの輪っかの部分を丸カンで繋いで下さい。

必ずバーと対応する輪っかを繋いで下さいね。


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マンテルを留め金具として使うときはアジャスターを取り付ける事が出来なくなりますので、ときどき自分の手首に当てがいながらサイズを確認しつつ作って進めて下さい。


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サイズに問題がなければこれで完成です。

【ちょっと応用編】

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ツイストコードの本数を増やすとさらにボリュームが出て可愛いです。

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このときも、コードの端部分がマンテルのバーにあまり近すぎると着脱しにくくなってしまいますので気をつけて下さい。

いかがでしたでしょうか。

作るアクセサリーによっては他の留め金具を使うより何倍も便利なマンテル、使い方を覚えてしまえばもっとハンドメイドの幅が広がると思いませんか?

ぜひぜひ習得して、もっと素敵なハンドメイドライフを送りましょう!

以上、マンテルの種類や使い方、コツについてご紹介いたしました。

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