リングピローを知っていますか?
リングピローとは、結婚式での指輪交換まで指輪を置いておくクッションのことです。
最近では、結婚式のアイテムをハンドメイドするのが流行っていますよね。
「DIYウエディング」なんて言われることも。
今回ご紹介するリングピローも、手軽にハンドメイドできるウエディングアイテムのひとつとなっています。
自分用に手作りするのはもちろん、大切なご家族や親友へのプレゼントにもオススメです♪
この記事では、簡単に作れるクッションタイプのリングピローの作り方をご紹介していきます。
また、ワンポイントとして取り入れた、レース編みで作るお花と葉っぱの編み方も一緒にご紹介していますよ♪
◆必要なもの
・白サテン生地 17×32㎝
・手芸綿
・サテンリボン 1mほど
・パールビーズ 3個
・レース 2種類
・レース糸 40番
・レース針 6号
・待ち針
・白糸
・ぬい針
・チャコペン
・メジャー
・布用はさみ
・手芸用はさみ
◆作り方
リングピロー本体の作り方と、リングピローに取り付けたお花のモチーフの作り方に分けてご説明していきます。
リングピローの作り方
1.
白いサテン生地の表側に、写真のようにレースを縫い付けていきます。
今回は斜めにしてみましたが、お好きな角度で構いません。
こちらは手縫いで縫っていますが、グルーガンで留めても大丈夫ですよ。
2.
生地を裏返して、両端1cmのところにチャコペンで目印の線を引きます。
全体的にガタガタになってしまいましたが、表に返したらわからなくなるので、こんな風にざっくりでも大丈夫です。
そして、チャコペンで引いた線にそって縫い合わせていきます。
3.
生地を表に返し、位置を確認しながら、あらかじめ白いレース糸で編んでおいたお花のモチーフと葉を縫い付けていきます。
お花と葉っぱの編み方は後ほどご紹介しますね。
4.
裏側の開き口から、綿を入れていきます。
量はお好みでかまいませんが、ふんわりさせた方が可愛く仕上がります♪
入れ終わったら、角をきれいに整えてくださいね。
5.
開き口をかがり縫いで綴じていきます。
裏側で目立たないので、こちらもざっくりと。
気になる方は、細かい針目で目立たないように縫ってくださいね。
6.
白いリボンとピンクのリボンを重ねた状態で、縫い付けていきます。
針を一度クッションの裏まで通し、糸を強く引き締めながらクッションがくぼむように縫い付けます。
7.
これでリングピローは完成です!
手で持つと、サイズ感はこんな感じです。
約15cm×15cmの正方形のクッションになっています。
指輪をリボンに通して、蝶々結びにして使います。
結婚式の指輪交換の時まで、指輪をこのピロー上に載せて保管しておきます。
花のモチーフの編み方
ここからは、リングピローにワンポイントとしてつけたお花のモチーフの編み方をご説明します。
わかりやすいように太い糸で説明していますが、実際に編むときは細いレース糸で編むとウエディングっぽい雰囲気に仕上がりますよ。
1.
まずは、輪の作り目で編み始めます。
2.
鎖1目で立ち上がります。
続いて細編みを5目編み入れます。
3.
軽く糸端を引いて、動いた方の糸を引っ張って引き締めたら、さらに糸端を引いて輪を引き締めます。
最初の目に引き抜き編みをし、次の段に進みます。
4.
ここからは、花びらを編んでいきます。
まずは、鎖編みを5目編みます。
5.
前段の細編みに引き抜きます。
このように、鎖編み5目、引き抜き編みをあと4回繰り返してください。
6.
花びらが全部で5枚編めたら、前段の細編みに引き抜き編みし、次の段に進みます。
7.
編み地を裏返して、1段目の細編みに細編みを編み入れます。
写真の赤丸で囲った部分です。
8.
鎖編みを3目編んだら、また1段目の細編みに細編みをします。
これを全部で5回繰り返しながら、編み進めていきます。
9.
最初の細編みに引き抜いて、次の段に進みます。
10.
今編んだ鎖編み3目の中に、花びらを編み入れていきます。
・鎖編み2目
・長編み1目
・長編み1目
・鎖編み1目
・長編み1目
・長編み1目
・鎖編み2目
・前段の細編みに引き抜き編みの順で編み入れてください。
花びらが全部で5枚になるように編みましょう。
11.
続いて鎖2目で立ち上がります。
12.
編み地を返し、1段目の細編み部分に引き抜きます。
続いて鎖編みを4目編み、細編みに引き抜き、これを繰り返して編み進めていきます。
13.
全部で5回編んだら、最初の目に引き抜きます。
14.
今編んだ鎖編み4目の中に、花びらを編み入れていきます。
・鎖編み2目
・長編み1目
・長編み1目
・長編み1目
・長編み1目
・長編み1目
・長編み1目
・鎖編み2目
・前段の細編みに引き抜き編みの順で編みます。
これを繰り返して、花びらが全部で5枚になるように編みます。
15.
5枚編めたら、前々段の細編みに引き抜き、糸始末をして完成です!
葉の編み方
続いて葉の編み方をご説明します。
1.
まずは鎖編みを10目編みます。
そして、もう1目鎖編みを編んだら、編み地を返して葉の部分を編んでいきます。
2.
1目飛ばして、鎖の裏山を拾いながら葉を編んでいきます。
・細編み
・細編み
・中長編み
・中長編み
・長編み
・長編み
・中長編み
・中長編み
・細編み
・細編み
の順で編んだら、鎖2目を編みます。
3.
次は、最初の鎖編みの半目を拾いながら編んでいきます。
さきほどと同じように、
・細編み
・細編み
・中長編み
・中長編み
・長編み
・長編み
・中長編み
・中長編み
・細編み
・細編み
の順で編んでください。
最後は、最初の鎖編みの1目めに引き抜いて、鎖を5目編み、糸始末をしたら完成です。
先ほどのお花と合わせると、こんな感じです♪
実際にリングピローに縫い付けるものは、40番の白いレース糸で編んでいます。
細いので編むのが少し大変ですが、繊細な雰囲気が出るのでウエディングアイテムにはぴったりです。
また、中央にパールビーズを縫い付けることで華やかさを出してみました♪
リボンに薄いピンク色を使用しているので、お花につけたビーズもピンクがかった色味のもので統一感を出しました。
挙式後のリングピローの使い道
挙式を終えた後のリングピローは、そのままアクセサリー置きとして使うことができますよ。
ホコリや汚れが気になる場合は、ガラスケースに入れてインテリアとして飾るのもオススメです。
また、「リングピローを将来生まれてくる赤ちゃんのファーストピローにすると健康に育つ」という言い伝えがあることから、将来お子さんを授かったときのためにとっておくのもいいですね。
その際は、赤ちゃんの肌に直接触れても大丈夫なように、やわらかい生地や素材のものを選んで作りましょう。
オリジナルのリングピローで、晴れの日をより華やかに
今回は、簡単に作れるクッションタイプのリングピローの作り方をご紹介してきました。
また、ワンポイントとして使用したレース編みで作る花と葉の編み方もあわせてご紹介しました。
最近では結婚式を控えた花嫁のために、ご家族やご友人がリングピローをプレゼントすることも多くなってきています。
手作りであれば予算を抑えられるのはもちろんですが、世界にひとつだけの心のこもったプレゼントとして、お二人の晴れの日を華やかに彩ることができるでしょう。
指輪交換をロマンティックに演出するアイテム、リングピロー。
ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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