【世界のハンドメイド事情】海外でハンドメイドの作品を販売したい~イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.4



世界のハンドメイド -イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.4

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※こちらの記事ではイングランド・サウサンプトンに在住の「ライター:まいこ」より、現地のハンドメイド事情、自身の活動についてご紹介しています。

【この記事を書いている人はこんな人】
ライター:まいこ
岐阜県出身。日本人夫の仕事の関係で、外国を転々としています。
台湾での生活を経て、現在イングランド・サウサンプトン在住2年目。
専門はビーズクラフトです。
作品はこちらのページでも紹介しています!
【素敵な作家さんシリーズ】のくとまるさん
自己紹介用

今回は、、、

対面販売奮闘記 inイギリス ハンドメイド作品対面販売する為の出品準備編

「海外で対面販売に挑戦したい!」
私は日本人ハンドメイダーの友人と一緒に、イギリスのクリスマスクラフトマーケットに参加することを決めました。今回の“対面販売奮闘記 inイギリス”は出品準備編です。

出店の申し込みの方法は。。。

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M&M Facebookページ ヘッダー
(リボン・ヘアゴム・くるみボタン…友人作/ピアス・イヤリング…私作)

何事もまずは申し込みから。
不安なのは言葉の壁ですが、一緒に出店する友人は英語が堪能で、申し込みや主催者との連絡をしてくれました。
私一人だったらスムーズにはいかなかっただろう…感謝です。

日本と同じく、人気のイベントには出店希望者が殺到し、定員オーバーすることがあります。
その場合は先着順か抽選、もしくは出品カテゴリーが偏らないよう主催者が調整するそうです。
無事に希望が通り、出店料を支払ったら参加確定!

二人のユニット名も決め、FacebookとInstagramのページも開設しました。
イギリスでもSNSは盛んです。

イギリスではどんなアクセサリーが人気?

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次はマーケットに出す販売商品について考えます。

私の専門はビーズアクセサリー、特に耳飾りです。
街ゆく人々が身に着けているものやお店を観察すると、大きなモチーフや派手なデザインが人気のようでした。

「好まれそうな派手なデザインで作ろうか?」
「でも日本人の感覚で作ったアクセサリーこそ珍しいと思ってもらえるかも?」

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かなり悩みましたが、日本で売るようないつものデザインで挑んでみることにしました。いかにもアジアンな作品も並べてみます。手に取ってもらえるかな?

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イギリスはピアス大国です。
小学生くらいの女子から(!)おばあちゃんまでピアスを着けています。
イヤリング派は滅多におらず、お店で売られていることも非常に珍しいです。

というわけで、マーケットで並べるのは思い切って全てピアスにしました。
ただし、隠れイヤリング派や金属アレルギーの人のために、その場で金具を交換できるよう準備はしていきます。
日本のハンドメイド界では定番のこの“金具交換システム”ですが、果たしてイギリスで需要はあるのでしょうか。

お店でディスプレイするための什器集めで一苦労

出店料には長机・椅子の貸与が含まれています(※マーケットにより異なります)が、
あとのディスプレイ物品は自分で揃えなくてはいけません。

私の販売ブースの場合はテーブルクロス・スタンドミラー・ピアスを乗せる物・写真立て・メモスタンド・その他デコレーションなどが必要でした。

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作品を販売する際のディスプレイを考えるのはワクワクしますが、ここは外国。
当時の私はまだイギリス在住1年ほどで、住み慣れない土地での什器探しは難航しました。
こんなのが欲しい!と思ってもどこで売っているのかわからなかったり、やっと見つけたと思えば値段の割にお粗末だったり。
「日本の100均に行きたい!」と何度も何度も思いました(笑)

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いろいろなお店を回って考えた結果、今回のディスプレイの方法はA4サイズのコルクボードにピアスを並べることにしました。安い・軽い・シンプル!

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雑貨屋さんやチャリティショップ(リサイクルショップ)を巡って、可愛い小物も集めました。
クリスマス前なので、サンタ帽をかぶった小鳥の置物で雰囲気を。
この“ロビン”という鳥は、イギリスのクリスマスアイテムによく描かれています。

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什器ではないですが、包装用の小袋を探すのも苦労しました。
今回はクラフトの茶封筒にオリジナルのハンコを。
あえて、日本語ひらがなのスタンプを選んでみました。
(こちらのオリジナルスタンプは、日本の消しゴムハンコ作家さんにオーダーさせていただいたものです)

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並べてみました。

家のテーブルでディスプレイの練習。しっかり値札も付いております。
私は英会話が得意ではないので「どうぞ手に取ってご覧ください」「ピアスの試着はご遠慮ください」「ご希望があればピアスをイヤリングに変えますよ」といったコメントは、写真立てやメモスタンドに貼りつけて掲示しておくことにしました。
これでアワアワせずに済みそうです。

次回はいよいよ出店当日、“対面販売奮闘記 inイギリス”は最終回です。お楽しみに!

<2>合わせて読みたい!

海外(イギリス)のハンドメイド情報 / 世界のハンドメイド

1. 【世界のハンドメイド事情】~イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.1

2. 【世界のハンドメイド事情】~イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.2

3. 【世界のハンドメイド事情】海外でハンドメイドの作品を売ってみたい~イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.3

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