本を読んでいますか?
本を読むといっても、
最近はスマートフォンやタブレットの普及のおかげで
デジタル配信されたコンテンツで、
紙の本ではないかもしれませんね。
デジタルにはデジタルのよさが、
紙の本には紙の本のよさがあります。
ですが本といったらやはり、
今まで通りに紙の本を持ち歩くのはどうでしょうか。
本屋さんで買えば、紙のカバーをかけてもらえます。
図書館で借りたら、そのままですね・・・。
本そのものを持ち歩いていてもいいのですが、
本の汚れが気になったり、人の目が気になったりすることがあります。
そこで、本にもお気に入りのブックカバーをあつらえてみませんか?
こちらでは、
本をドレスアップするブックカバーの作り方をご紹介します♪
目次
本の大きさを知っておこう
どんな本を読みますか?
本にもいろいろな大きさがあります。
本の大きさによって、用意する生地の大きさも変わってきます。
一般的な本の大きさ
|
本のサイズ(ヨコ×タテ) |
本の用途 |
生地の大きさ目安(ヨコ×タテ) |
文庫判(A6判) |
105mm×148mm |
文庫本、豆本 |
375mm×175mm |
新書判 |
103mm×182mm |
新書本 |
375mm×210mm |
四六判 |
127mm×188mm |
単行本 |
420mm×215mm |
B6判 |
128mm×182mm |
一般書籍、単行本 |
425mm×210mm |
A5判 |
148mm×210mm |
ビジネス書、単行本、専門書 |
465mm×235mm |
※生地の大きさ目安は本の厚みが1.5cmくらいまでです。
縫い代として1cm含んでいます。
あくまでも目安として裁断前に実際に本をあててみて、
大きさが大丈夫か確認してみてくださいね。
目安の大きさはぴったりめです。
余裕があった方がいい場合は布の大きさを変えてみてくださいね。
児童書やこちらに挙げたサイズ以外のサイズの場合は、
自分でブックカバーの大きさを決める必要があります。
【Point!】自分でサイズを決めたい場合
ヨコのサイズ:表紙の大きさ×2 + 背幅 + ポケット部分 + 折り返し部分 + 両側の縫い代分(1cm×2) +1cm
タテのサイズ:表紙の大きさ + 上下の縫い代分(1cm×2) + 5mm
ポケット部分や折り返し部分も自分でお好みの大きさに変更できます。
難しく考えなくても、最初から本にかかっているカバーを参考にすれば大丈夫ですよ!
生地の大きさを出すための参考に・・・。
こちらでご紹介するのは、四六判です。
実際に測った寸法はヨコがおよそ130mm、タテが188mm、本の厚みが14mmです。
(上の表の一般的な四六判の大きさ参考:127mm×188mm)
ヨコのサイズ:
表紙の大きさ×2 + 背幅 + ポケット部分 + 折り返し部分 + 両側の縫い代分(1cm×2) +1cm
= 130×2 + 14 + 60 + 60 + 10×2 +5 = 424
タテのサイズ:表紙の大きさ + 上下の縫い代分(1cm×2) + 5mm
= 188 + 10×2 +5 = 213
布の大きさはおおよそ425mm×215mmとなります。
もう少し大きめがよかったら、
タテ幅とヨコ幅を増やしたりしてくださいね。
参考までに・・・。
カバーをはずして測ったら、430mm×188mmでした。
~用意するもの~
・表用の布
・裏用の布
・ベルトになるもの(布やプリントテープなど)
布なら、5cm×目安のタテの大きさくらいです。
ベルトが太めの方がよかったら、5cmより大きくしてください。
プリントテープなどなら、目安のタテの大きさくらいの長さを用意しましょう。
・しおりになるもの(プリントテープやひもなど)
プリントテープやひもの長さは、
目安のタテの大きさより10cm以上大きくとっておきましょう。
最後に扱いやすい長さにするので大丈夫です。
今回はベルトに布を、しおりにレースを使います。
ミシンで縫うことを前提としていますが、手縫いでもできます!
~作り方~
1.生地を裁断しましょう。
表布と裏布を必要な大きさにカットします。
普通に長方形のままでも構いませんが、
折り返してベルトに入れやすいようにちょっとだけ角を切って台形にしましょう。
ベルトになるものやしおりになるものも忘れずにカットしておきましょう。
【Point!】
最初にもアイロンをかけて整えておくと、作業がしやすいです。
2.ベルトを作りましょう。
※プリントテープなどを使う方は、この工程は必要ありません。
ベルト用の布を中表にして、端から1cmの部分を縫い合わせましょう。
縫ったところを爪で割って、少し大変ですが表にかえしましょう.
【Point!】
アイロンで整えて、両端を押さえミシンをしておきましょう。
押さえミシンが必要なかったら、アイロンだけはきちんとかけておきましょう。
3.ベルトとしおりを仮止めしましょう。
裏用の布の表側に、ベルトとしおりを仮止めしましょう。
4.中表にして縫い合わせましょう。
直線部分を端から1cmの部分を縫い合わせましょう。
縫ったところを爪で割っておきましょう。
表にもきちんと折り目をつけるようにアイロンをかけるといいです。
5.【4】で縫い合わせた部分から6cmの位置で折り返しましょう。
この部分が仕上がりでポケットの部分になります。
端から1cmの部分をコの字に縫い合わせましょう。
返し口として4cmくらいあけておくことを忘れずに!
しおりはきちんと中にいれこんで、一緒に縫わないように注意しましょう!
6.返し口から表に返して形を整えましょう.
【Point!】
角をきちんとだして、アイロンで形を整えておきましょう!
表に返すと角になる部分に布が集中するので、
あらかじめ角をおとしておくといいです。
7.返し口をコの字とじしましょう。
まず生地の間から折り山に針をいれて、玉止めをかくしましょう。
折り山に針を入れて3mmくらいすくいましょう。
続いて反対の折り山に針を入れて、3mmくらいすくいましょう。
返し口がとじ終わるまで同じ作業を続け、最後に玉止めをしてかくしましょう。
コの字とじは、コチラもチェックしてみてくださいね.
【Point!】アイロンをきちんとかけておきましょう!
ポケット部分とベルトに表紙と裏表紙を入れ、折り返し部分をベルトに入れます。
あとは、しおりをお好みの長さに切ってくださいね。
これで、ブックカバーが完成です♪
~ブックカバーアレンジ~
ブックカバーも、いろいろとアレンジができます。
ブックカバー自体にもっとハリを持たせたい場合は、
接着芯をあらかじめ貼ってから作り始めましょう。
シンプルに作ったものでもそのままで十分なのですが、レースをつけてみる等、アレンジはいろいろできますよ。
アップリケやワッペン、アイロン転写シートなどをつけてもOK!
しおり部分もヒモ留め金具を使えば、ちょっとランクアップして特別な感じになります♪
~こどもだってブックカバー!~お子さま向け、簡単アレンジ~
ママが作っていたら、ひょっとしてこんな声が聞こえてくるかもしれませんね。
「わたしもほしい~!つくる~!」
お子さまが作るのであれば、フェルトがオススメです♪
フェルトは切りっぱなしで端処理いらずな素材なので扱いやすく、工作に向いています。
作りやすいように、両側をポケット仕様でご紹介します。
~用意するもの~
・洗えるフェルト (大判が好ましいです。)
・針と糸 ・・・ なみぬいができればOKです。なみぬいの練習にもなります。
・いらない紙 (型紙として使うだけなので、広告や新聞などで十分です)
フェルトには洗えるフェルト(ポリエステル100%)と洗えないフェルト(ウールとポリエステル混合)があります。
洗えないフェルトでも大丈夫ですが、使っていくうちに毛羽立ちが発生します。
かざりをつけるなら・・・
・かざりに使いたいモチーフなど
・接着剤
~フェルトのブックカバー 作り方~
1.型紙をつくりましょう。
いらない紙の上に本を置いて、大きさをうつします。
本にカバーがかかっていたら、それを参考にしてくださいね。
縫う部分が必要なため、
上下だけうつした線より最低でも5mmくらい大きくしておきましょう。
書いた紙は型紙として切っておきましょう。
2.
フェルトの上に型紙を置いて、フェルトに書き写すなどしてフェルトを切りましょう。
3.
ポケット部分を折り返して、上下をなみぬいしましょう。
(今回はあえて糸の色をわかりやすいようにしています。)
【Point!】
玉止めはできるだけかくしましょう。
【Point!】
本が入るかどうか、ぬいながら確認しておきましょう。
左右同じようにポケットを作りましょう。
4.
仕上げましょう。
フェルトを表にして、好きなようにモチーフを接着剤で貼りつけましょう。
自分でかいて切ったフェルトを貼ったりしてもOKです。
リボンやビーズなど、いろいろなものを貼りつけてみてくださいね。
閉じた状態の本を考えて貼りつけましょう。
カバーをかける場合は、本を逆のV字にするとすんなりかけることができますよ。
1枚のフェルトで作るのがちょっと心もとないと
感じたなら2枚のフェルトを合わせてみてください。
まきかがりやブランケットステッチができれば簡単にできます。
2枚を合わせて作るのならベルトやしおりをはさんで縫い合わせ、
折り曲げ式のようにしてみるといいですよ!
まきかがりはこちらを参考にしてみてくださいね.
いかがでしたか?
ブックカバーが作れてしまえば、手帳のカバーにも応用ができてしまいます。
ちょっとテンションがあがるブックカバーをつけていると、
本を広げて自慢したくなってしまいますね♪
ぜひ、オリジナルのブックカバーを作ってみてくださいね。
ドキドキ、ワクワク♪
素敵な読書タイムをお過ごしください♪
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