【ハンドメイドの基礎知識】Aカン・バチカンの使い方・コツ・レシピ

バチカンとは

このページではAカン・バチカンの使い方や種類、Aカン・バチカンを使った作品などを紹介しています。

1. Aカン・バチカンとは

バチカンとは、アクセサリー製作に使用する金具の一種で、連結に用いられます。バチカンそのもののデザイン性が強いのが特徴で、ペンダントトップとチェーンとの連結によく使用されます。

名前の由来は三味線を弾くときに使用する“バチ”。バチのような形のカン(環状の金具)ということで、“バチカン”と呼ばれるようになったそうです。国名のバチカンと関係があるのではと思われがちですが、日本語が由来なのですね
ちなみに、英語では“Bails”といいます。

Aカンとは

バチカンの仲間で、特によく使用されるのが“Aカン”。この記事では、主にAカンについてお話していきます。
Aカンの特徴は爪があり、アルファベットの“A”のような形をしていることです。

Aカンの使い方
Aカンを用いると、このような丸カンやCカンが通らない厚みのあるビーズでも、連結できる状態になります。

バチカンとは
この画像のように、バチカンとAカンが一緒になっているものもあります。

2. バチカンの種類

バチカンの色の種類は、他の資材と同様にゴールド・シルバー・金古美(アンティークゴールド)などがあります。
形はシンプルなものから、ラインや曲線がかたどられたものなど、豊富にそろっています。特にデザイン性が強いものは、“デザインバチカン”と呼ばれています。

バチカンとは
ゴールドカラー

バチカン 卸
アンティークゴールド(金古美カラー)

ストーン付Aカン
こちらはストーンが付いたゴージャスなAカンです。
スワロフスキーエレメントの豪華さに負けないデザインもあります。

3. バチカン(Aカン)はこうやって使います

デザインAカン
今回はこちらのデザインAカンを使用し、厚みのあるスワロフスキーエレメントを連結できる状態にしていきます。

1.このAカンを横から見てみましょう
Aカンの使い方
このような爪が付いています。

2.
バチカンの使い方
この爪にビーズの穴をひっかけたいので、まずはビーズが通るサイズまで、Aカンをそっと広げます。

【POINT!】
意外と柔らかいので簡単に広げることができますが、広げすぎると折れてしまう可能性があるので注意しましょう。また、傷がつきやすいので、出来るだけ指を使った方が良いです。

3.
スワロ Aカン
両方の爪がビーズの穴に通るように位置を定めます。

4.
Aカンの使い方
Aカンを指で押して、両方の爪をビーズの穴の中に入れます。

5.
バチカン スワロフスキー
指で押し込めるところまで押し込んだら、平ヤットコなどを使って最後まで押し込みます。

これでスワロフスキーエレメントが連結可能な状態になりました。
デザイン性も格段にアップ!

【POINT!】
アクセサリーパーツ 材料
平ヤットコなどの工具を使うときは、傷つかないよう当て布をして作業するとより良いです。

バチカンとAカン
丸カンを通したもの(右側)とデザインAカンを使用したもの(左側)です。
比べてみると、バチカンの存在感がよくわかりますね。

4. バチカンの代用品

・三角カン
ビーズの穴に三角の一辺を通すようにして使用します。
バチカンやAカンは見栄えが豪華になりますが、存在感がありすぎるのが欠点です。デザイン上、バチカンやAカンが差し支えるときは三角カンを選ぶと良いでしょう。

・丸カン
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代用はできますが、無理に丸カンを通そうとするとビーズがかけてしまったり、丸カン自体が伸びきってしまったりすることがあるので注意しましょう。
チャームあわせた大きさ選びも重要なポイントになります。

・ワイヤーを使った眼鏡巻き
メガネ留め メガネ巻き
テクニックは必要ですが、ワイヤーだけでどんなビーズにも対応できます。

以上、バチカン(Aカン)についででした!

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