ファブリックフラワーは、その名の通り“布で作った花”のことです。 布花とも呼ばれています。
生花とは違い、劣化はないですし、色とりどり鮮やかなものを好きなように作れることが特徴です。
余った布があれば、それで構いません!布の種類も気にしなくてもOKです。
無地のものを使えばシンプルに。
サテン生地やシフォン生地などを使えば、エレガントやゴージャスに。
カラフルな柄を使えばポップにも。
作り方はいろいろとありますが、簡単に作れるものを作っていってみましょう♪
目次
◇用意するもの(全て共通)
・余った布など
・はさみ
・定規
・針と糸 または グルーガンなどの接着剤
(ボンドなどの接着剤では乾きが遅いので、できればグルーガンをおススメします。)
◇フラワーペーパーのように作ってみよう!
可愛い!フラワーペーパーで作ろう♪手作りブーケの作り方【ハンドメイド無料レシピ】 フラワーペーパー ブーケ
でもご紹介していますが、布を使っても小さい頃に作ったことのあるフラワーペーパーのように作ることもできます!
こちらでは、10cm×25cm程度の大きさの布を4枚用意しました。
1.布を4枚重ねて、ジグザグとジャバラ折りにします。
2.中央部分を縫いとめ、少しだけ先端部分を丸く切ってからフラワーペーパーのように広げていきましょう。
これで完成です!
(仕上がり大きさ:直径9.5cm×高さ5cm程度)
【ポイント】
ジャバラ折りをして作る場合、あまり厚い布で作ると、布のハリ感がでてしまうためクシュっとした感じになりません。
中央部分を縫いとめるのも針が貫通しないため、できれば薄手の布の使用をおススメします。
花があまり小さいと、形が作りにくいです。
(左白:厚手の布 / 右茶:薄手の布 / 中央:薄手の布(直径4cmと小さめ)
◇輪を作って簡単に作ってみよう!
こちらでは、3cm×11cm程度の大きさの布を1枚用意しました。
1.
布を中表に半分に折って、縫います。
2.
表に返して内側に半分を折り込み、布端を縫います。
3.
中央に好きなアレンジをして、完成です!
(仕上がり大きさ3cm程度)
もちろん、大きさの違うものを積み上げることもできます!
◇くるくる巻いて作ってみよう!
【ハンドメイド無料レシピ】くるくる巻いて作ってみよう!フェルトのヘアゴム
でもご紹介していますが、フェルトのように巻いて作ることもできます!
こちらでは、6cm×30cm程度の大きさの布を1枚用意しました。
1.
布を半分に折り、「わ」になっている部分に切り込みを入れていきます。
2.
端からくるくると巻いて、最後は縫いとめるか接着剤などでとめましょう
【Point!】
途中を接着剤などでとめながら巻いていくと、広がりを防止できます。
巻きにくいと感じる場合、まち針でとめていた部分を粗くなみぬいしておきましょう。
巻く時にヘアピンを使うと、ヘアピンが芯の役目になってくれるので巻きやすいですよ。
これで完成です!
(仕上がり直径およそ5cm程度)
使う布や切り込みの入れ方によって、広がり具合に差がでますよ。
切り込みに関しても、特に幅がそろっていなくても問題ありません♪
◇フリルフラワーを作ってみよう!
巻いて作る場合、ギャザーを寄せて作ると少し豪華な感じになります。
フリルフラワーと呼ばれてもいますよ。
作り方は、先ほどとほぼ一緒です。
こちらでは、6cm×30cm程度の大きさの布を1枚用意しました。
1.
布を半分に折り、布の端部分をなみぬいします。
2.
最後まで縫ったら、糸を引っ張って全体的にくしゅくしゅになるようにギャザーを寄せて玉止めします。
3.
布端からくるくると巻いていきます。
【Point!】芯としてヘアピンを使うと巻きやすいです。
ズレを防止するために、巻いている途中で接着剤などでとめながら巻いていってもOKですよ。
きつく巻いていけば、しぼんだ形になります。
一度巻いてみて、巻き加減をみてくださいね。
最後は縫いとめるか、接着剤でとめましょう。 これで完成です!
(仕上がり直径およそ5cm程度)
途中で接着剤を使っていない場合は、針をいろいろな方向に貫通させて中央部分もきちんと縫いとめるようにしてください。
布端のほつれが気になる場合、少しだけ布端に細工をしておきましょう。
半分に折る前に両端を少しだけ内側に折り込んでから半分に折って、なみぬいをしていきます。
また、半分に折ってから端を三角に折り曲げてからなみぬいをしてもOKですよ!
布のほつれ具合も楽しむのであれば、布を切ることでアレンジを楽しむことができます。
フラワーペーパーのように端を丸くしたりギザギザにしてみてくださいね。
◇つまみ細工みたいなものを作ろう!
【ハンドメイドの基礎知識】つまみ細工の作り方、種類、やり方やコツ・レシピについて
【ハンドメイド無料レシピ】和の趣!つまみ細工deお花のブローチの作り方
でもご紹介しているつまみ細工。
実際に作るとなると、ちょっと手間がかかりそう・・・と思っていませんか?
つまみ細工で作る花もファブリックフラワーとして扱われますが、こちらではもっと簡単につまみ細工風のファブリックフラワーを作っていきましょう♪
・直径6cmの円の布を5枚
・裏用として直径1.5cmの円の布1枚
・接着剤
・花の中央にのせるビーズなど
1.
円を半分に折り、布端をなみぬいして糸をしぼります。
【Point!】縫いはじめと縫い終わりの糸は、同じ向きに出ておきましょう。
(裏から表に針をだして始めたら、裏に針を出して終わる)
2.
糸を切らずに同じことを5つ分繰り返していきます。
3.
全てをぬい終わったら糸を更に絞ってギャザーを寄せて、一度玉止めをしておきます。
4.
最初の部分に針を通して、全体が丸くなるようにつなげて縫い、玉止めをしましょう。
5.
裏用のあて布を接着剤で取り付けます。
6.
(仕上がり大きさ6cm程度)
形を整えてから花芯の部分にビーズなどを接着剤でつけましょう。 これで丸つまみ風の完成です!
円を1/4に折りたたんでから丸つまみ風のように布端をなみぬいしてギャザーを寄せることで、剣つまみ風になりますよ♪
中央にのせる素材はとしてビーズなどを挙げましたが、ボタン、ペップ芯、くるみボタンでもOKですよ!
ギャザーを寄せる元の形を少し変えると、また花の形も変わります。
長方形の端を三角にしたものを半分に折ってから布端を縫ったものを軽くしぼってから巻いていくと、フリルフラワーとは少し表情の違ったものになります。
◇ファブリックフラワーができたらアレンジをしていこう!
布を使って作った花をどのように使っていくかは、あなた次第!
好きなようにファブリックフラワーを使いましょう♪
・ワイヤーをつけて1輪挿し
・リースやフラワーアレンジメントなどのインテリアとして
大きさ違いのファブリックフラワーを作って、いろいろな土台に接着剤などでつけていきましょう。
造花の葉っぱなども組み合わせてもGOOD♪
・裏にあて布をしてアクセサリーに
フリルフラワーの中央部分にビーズをつけ、裏にあて布をしてレースと一緒につけてみましょう。
新生活にもピッタリな、かわいいコサージュになりますよ♪
裏にあて布をつけることで、ヘアゴムにも、ヘアピンにも!
マグネット、プッシュピン、ウッドピンチなどをつければ文房具としても大活躍です!
あて布は同じ布でも構いませんが、ほつれの面を考慮するとフェルトを使った方が丈夫になります。
余った布ではありませんが、余ったリボンを使ってもファブリックフラワーを作ることができますよ♪
インテリアにもアクセサリーにもなるファブリックフラワー。
お好みの色で、お好みの形のものを作ってみてくださいね♪
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