【ハンドメイドの基礎知識】ブックマーカーとは、種類、選び方やコツ・レシピについて

世の中のデジタル化がものすごいスピードで進んでいる今、改めて紙の本の良さに気付く人が増えています。

そんな紙で出来た本は、一度閉じてしまうとどこまで読み進めていたか分からなくなってしまうことがあるため、ページの間に何か挟んでおくことになります。

書店で本を購入すると、広告入りの栞(しおり)を入れてくれたり、ハードカバーの本は紐付きで販売されていたりしますよね。

手軽ですしとても便利ですが、自分だけの可愛い栞ブックマーカーを持っていれば読書タイムがもっと楽しくなりそうです。



ここでは、そんなブックマーカーの種類や色んな使い方、代用品などをご紹介していきます。

1.ブックマーカーとは

ブックマーカーとは、本をどこまで読み進んだのかが分かるように、ページの間に挟んでおく栞のことです。


栞そのものの歴史は古く、山や森を歩くときに迷わないよう、目印として木の枝を折っていたことから「枝折り(しおり)」と呼ぶようになったという説があります。

江戸時代に貸し本業が盛んになり、本を傷つけない目印として紐などを挟むことも「栞」として広まっていきました。

シンプルな紐や紙がほとんどだった栞ですが、西洋文化が入ってきた明治・大正時代にオシャレで装飾的なブックマーカーが増え、コレクションの対象になっています。


製本技術が進み、今のような洋装本が量産されるようになると、平織りされた栞紐がついた本が作られるようになりました。
この製本時に取り付けられる栞紐は「スピン」と呼ばれることもあります。

コスト面から栞紐付きの本は生産が少なくなりましたが、その分オシャレで可愛いブックマーカーに注目が集まっています。

2.ブックマーカーの種類

ブックマーカーには様々な種類があり、書店で見かける紙で出来た短冊状のブックマーカーや、現代的な金属製のブックマーカーもあります。

金属製のブックマーカーはメッキで色付けがされていたり、装飾にもさまざまな種類があります。

・金属製のブックマーカー

・ラミネートカードのブックマーカー

・ワイヤーのブックマーカー

・レザーやリボンなど、布製のブックマーカー

・プレートに紐とチャームが付いたブックマーカー

いろんな種類があるブックマーカーは、個性を出せるアイテムなんですね!
かさばらないので持ち歩きに便利ですし、たくさん集めるのも楽しそうです。

3.ブックマーカーの使い方

ブックマーカーの使い方は、薄い本体部分を所定のページに挟んで、本の上部から紐やチャームが出るようにします。


チャームが付いている部分や、紐の結び目などが本のページに挟まると、その部分がゆがんでしまったり、破れてしまう可能性があるので挟むのは薄い部分だけにしましょう。

そのぶん、外に出ているチャームや紐で思いっきりオシャレを楽しめますね。

ブックマーカーにはカンと一体型のものがあり、一つ持っておけばチャームを付け替えて気分転換が出来ますよ。


本体の先端がカンとして使えます。


小ぶりなチャームを付けています。


大き目のチャームに交換してみました。

4.ワンタッチブックマーカーの作り方

チャームにカニカンを付けておけば、ワンタッチで交換できるのでラクチンですよ。
簡単なブックマーカーの作り方と一緒にご紹介していきますね。

1.

~用意するもの~

平ヤットコ
・紐
・透かしパーツなどの薄いパーツ
・丸カン
・カニカン
・お好きなチャーム

2.

チャームにカニカンを取り付けます。

3.

紐の端を少し折り返します。

4.

透かしパーツの空いたところに、紐を折り返した部分を通して、結び目を作ります。


結び目を作ります。

5.

もう片方の紐の端も同様に丸カンを取り付けます。


カニカンでチャームを付けたら、ブックマークの出来上がりです。

6.

他にも、カニカンつきのチャームを用意して、付け替えちゃいましょう。

完成!!!

ブックマークとして使うときは、透かしパーツの部分を本のページに挟みます。


お気に入りのチャームを見つけたら、ブックマークを着せ替えして気分転換してみるのもいいですね。

5.ブックマーカーのほかの使い方

ブックマーカーはページの目印だけでなく、自分が読んでいるという目印にもなりますし、本を読んでいるときの姿や本を閉じたときの見た目を可愛くオシャレにしてくれます。

ブックカバーなども組み合わせを工夫すれば、読んでいない本もインテリアとして活用することが出来ますね。

また、金属製のブックマーカーは着物の帯飾りプレートとして活用することも可能です。
出し方を少し調節すれば、しっかりした帯飾りになりますよ。

6.ブックマーカーの代用品

ブックマーカーが手元に無いときは、薄くて身近な物をページに挟めば代用出来ますが、読書ノートなどを書く習慣のある人は付箋紙を使ってもいいですね。

チャームをつけて可愛くしたい場合は、ストラップパーツを使えば代用が出来ます。

【代用品で作るブックマーカー】

1.

ストラップパーツと透かしパーツなどの薄いパーツ、チャームを用意します。

2.

ストラップパーツの紐に透かしパーツを取り付けます。

3.

カニカン部分にチャームを取り付ければ、ブックマーカーとして代用できます。

4.

ブックマーカーとして使わないときは、ストラップとして使えますね。

挟むと見えなくなる本体部分にもこだわったり、紐やチャームにこだわった「魅せるブックマーカー」は、プレゼントにしても喜ばれます。

雑貨店や専門店、ネット通販などで簡単に手に入るほか身近な材料で手作りしてもいいですね。

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