ドリームキャッチャーとは何かご存知でしょうか。
ドリームキャッチャーは円形のものにヒモなどをぐるぐると巻いて、その中にクモの巣状のものを作った装飾品です。
幸運のお守りや魔よけともいわれるドリームキャッチャー。
自分で作れば、色も大きさもデザインも自由自在です♪
自分好みのドリームキャッチャーを作ってみませんか?
こちらでは、ドリームキャッチャーの作り方をご紹介していきます!
目次
■ドリームキャッチャーとは?
ドリームキャッチャーはアメリカインディアンのオジブワ族に伝わるもので、ベッドの上にかけておくことで、寝ているこどもを悪い夢から守る魔よけとされる装飾品です。
悪い夢は網目にひっかかり、いい夢は網目を通って人の元にくると言われています。
“悪夢は網目に引っかかったまま夜明けと共に消え去り、良い夢だけが網目の中央にある穴を通って羽を伝わって降りてきて眠っている人のもとに入る”ということです。
クモの巣状の網目はキャッチャーネットと言われ、夢のフィルター代わりを、ドリームキャッチャーに使われている羽は、いい夢を運ぶための役目をしてくれますよ。
円形のものが一般的ではありますが、しずく型(ティアドロップ型)のドリームキャッチャーもあります。
■ドリームキャッチャーを作ろう!
◇用意するもの
・円形状のもの
・円形状のものに巻くためのヒモ
・クモの巣状の網目をつくるためのヒモ 2m程度
・飾りに使うためのヒモ
・飾りになるもの(ビーズ、羽、タッセルなど)
・はさみ
・クリップや洗濯ばさみ
・接着剤(革やスエード、リボンを使う場合は、結ぶより接着剤でとめた方がいいです)
◎円形のものについて
円形状のかばんの持ち手、刺繍枠の内側、ワイヤーを好みの大きさに円形にしたもの、カードリングや2重リングなどを素材として使うことができます。 円形があまり小さいものを使う場合、はじめは作りにくいので、大き目のものから始めるといいですよ。
◎ドリームキャッチャーに使うヒモについて
・円形状に巻くためのヒモ
レース糸、刺繍糸、毛糸、麻ヒモ、革、スエード、リボンなど、どんなものでも構いません。
ただ、細いヒモの場合は巻くために時間がかかります。
巻く時間をかけたくない場合は、幅が広いリボンでもOKですよ。
・クモの巣状に網目をつくるためのヒモ
細いヒモをおススメします。
円が大きい場合は太めでも構いませんが、細いヒモの方が網目を沢山作ることができますよ。
・飾りに使うためのヒモ
ビーズなどを通す場合は、太いヒモだと通らないことがあるので注意が必要です。
どのように飾るかによって、ヒモの他にもテグスなども上手に使うといいですよ。
◇作り方
まずはドリームキャッチャーの輪の部分を作っていきましょう!
1.
ヒモを10cm程度残してクリップなどでとめ、円形状のものにヒモを巻いていきます。
途中で接着剤などでヒモを固定しながら巻いていってもOKです。
この工程に一番時間がかかります。
【Point!】
きつくギッシリと巻いてもよし、ゆったりと下地が見えように巻いてもよし!
お好みの加減でヒモをグルグルと巻いていってくださいね。
下地の輪が見えてもOKな素材なら、あえてゆるく巻いてもOKです。
2.
巻き終わったら10cm程余分に残して切り、巻き始めの糸と巻き終わりの糸でかた結びをします。
結んだ後に余った糸は切っておきましょう。
これでドリームキャッチャーのベースとなる輪の完成です♪
続いて、クモの巣状の網目を作っていきましょう!
3.
クモの巣状にするためのヒモを2m程度に切ります。
4.
先ほど切ったヒモを、ドリームキャッチャーの上部になるようにかた結びし、余分なヒモを切る。
5.
ヒモを元の輪の上から下にくぐらせ、ヒモと輪の間から引き出して引っ張ります。
始めに戻るまで、同じ動作を繰り返していきましょう。
【Point!】 ヒモはピンと張った状態にしておきましょう。 今回は7つの辺を作りましたが、お好みで辺の数は増減してくださいね。
6.
2段目を作っていきます。
一番はじめに作った辺(ヒモ)の上から下に通し、ヒモと辺の間から引き出して引っ張ります。
始めに戻るまで、同じ動作を繰り返していきましょう。
【Point!】
ヒモはピンと張った状態にしておくために、交点の部分をつまんで次の網目を作っていくといいですよ。
たるみが少なくなります。
お好みで、網目をどんどん内側に作っていきましょう。
7.
網目を作り終わったら裏面でかた結びをして、余ったヒモは切ります。
8.
ヒモを30cm程度に切って結んで輪に通し、ヒモの輪に通してかける部分を作ります。
これでドリームキャッチャーの飾り以外は完成です♪
次は、ドリームキャッチャーからタレ下がっている飾りを作っていきましょう!
用意するものは、全てお好みです。
今回は、
・ウッドビーズ5個
・アクリルビーズ2個
・羽3枚
・飾り用のヒモ30cm×3本
・接着剤
を用意しました。
飾りの付け方はこれだけではありません。
付けやすい方法でつけてくださいね。
9.
ドリームキャッチャーを表に向けて置き、タレ下げたい部分に飾り用のヒモを通します。
通したヒモの輪の部分からヒモを通して、引っ張ってドリームキャッチャーに取り付けます。
今回は飾り用のヒモを3か所つけるので、3か所つけておきましょう。
10.
まずは、ウッドビーズやアクリルビーズを通します。
11.
一度結んで、ビーズの中に隠します。
12.
結び目を軽く作って羽を通し、羽をそのままウッドビーズに挿し込みます。
結び目を引っ張ってウッドビーズの中に隠して余ったヒモを切り、最後に接着剤をつけておきましょう。
残りの羽も同じようにつけて、ドリームキャッチャーの完成です♪
接着剤を使わずにヒモを羽の根元にグルグルと巻きつけて結んでもいいですよ。
使うヒモを変えれば、雰囲気も変わります。
麻ヒモを使うと、ナチュラルな感じに♪
カラフルな毛糸を使うと、可愛い感じのドリームキャッチャーに♪
網目にビーズを入れてもOKです!
もし、欲しいサイズの輪がない場合は、ワイヤーで作ってしまいましょう!
ワイヤーで作る場合は、アルミ素材だと弱いので、ステンレス素材をおススメします。
出来上がったレースに合うサイズの輪を作って、網目の代わりにもできますよ♪
レースやポンポンレースなどをドリームキャッチャーの飾りとして使ってもGOODです。
もし飾りがつけにくい場合は、接着剤などでつけてもいいですよ。
■ドリームキャッチャーのピアスを作ってみよう!
◇用意するもの
・60mmの9ピン 2本 (17mm程度の円までなら作ることができます。)
・丸カン 2個
・大きめの丸カン 2個
・ピアスフック 1式
・羽 2枚
・ヒモ止め金具 2個
・ヒモ(輪に巻く用、クモの巣状の網目用)
・丸ヤットコ
・平ヤットコ
・接着剤
◇作り方
1.
9ピンを円形のものにあて、丸い形を作ります。 60mmの9ピンの場合、直径17mm程度の円までなら作ることができますよ。 カン部分をそのまま使うことができるので、便利です。
2.
平ヤットコで丸カンをつまんでおこし、反対側を少しだけ丸める。
3.
少しだけ丸めた部分を丸カン部分に引っかけて、もう一度円形のものに通して形を整える。
ピアスのフープを作るとき、ひっかけた部分を平ヤットコを使ってしめて、なじませておきましょう。
フープ状になったものを2個作りましょう。
これをドリームキャッチャーの輪として使います。
4.
ヒモを5cm程度残して、ぐるぐると巻きつけていきます。
最後は、残しておいたヒモも使ってかた結びをしておきましょう。
5.
クモの巣状の網目を作っていきます。
ピアス用の素材で円も小さいため少し簡単に作っていきましょう。
もちろん、はじめにご紹介したような網目をつくってもいいですよ。
ヒモを5cm程度残してスタートします。
星形になるように、ヒモをただひっかけていくだけです。
最後は、はじめのヒモとかた結びをしておきましょう。
これで、ドリームキャッチャーの飾り以外は完成です♪
6.
羽の軸部分にヒモ止め金具を置き、平ヤットコでしめます。
7.
大きめの丸カンを開いて、ドリームキャッチャーと羽をつなげます。
8.
丸カンを開いて、ドリームキャッチャーとピアスフックをつなげます。
これで、ドリームキャッチャーピアスの完成です♪
ただひっかけるだけで作る網目ですが、沢山網目を作るとまた雰囲気が変わりますよ。
輪の部分は素地のままで、網目だけを作ってみてもいいかもしれませんよ。
小さい輪に網目を作っていく場合は、針に糸を通して作っていくとやりやすいですよ。
いろいろとアレンジを楽しむことができるドリームキャッチャーを作ってみてくださいね。
お守りとしても大活躍!そして、いい夢をつかまえてくださいね!
ドリームキャッチャー風のチャームを使ったピアスも以前ご紹介しています♪
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