目次
このページではつまみ細工のやり方とつまみ細工を使ったブローチの製作方法を紹介します。
私たち日本人のココロに息づく『和』の心。
お着物を着る機会は減っていても浴衣なら…という方も多いのでは?
お子さまのいらっしゃるご家庭なら、七五三や成人式といった伝統行事は欠かさなかったりしますよね。
その際にはお着物に合うかんざしや髪飾りを探したりすると思います。
そのかんざしや髪飾りによく使われているのが『つまみ細工』です。
そこで今回は日本の伝統工芸のひとつである『つまみ細工』を使ったお花のブローチの製作方法をご紹介します♪
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つまみ細工とは・・・
つまみ細工とは、江戸時代から伝わる工芸のひとつで、小さな正方形の布を折りたたみ糊付けしたものを組み合わせて形を作り上げていく細工です。
今では海外からも注目を浴び、人気があります。
いきなり髪飾りから!というのは難易度が高いので、まずは基本からおさえてみましょう!
つまみ細工の基本は、「丸つまみ」と「剣つまみ」です。
ふっくらと可愛い印象の「丸つまみ」。
そして、先を尖らせてすっきりとした印象の「剣つまみ」。
この2種類をベースとして展開されています。
そこでお花に「丸つまみ」を、葉っぱに「剣つまみ」を使い、基本を盛り込んだブローチを作ってみましょう!
1.必要な材料
・モチーフ用の布(花用、葉っぱ用)
・土台用の布
・定規
・カッター又ははさみ
・厚紙 (牛乳パックでもOKです)
・パールビーズ(造花用のペップ芯でもOKです)
・ブローチピン(今回は2Wayピンを使います)
・ボンド
でんぷんのりと板を使用する方法もありますが、今回は気軽に取り組めるようにボンドを使った方法を紹介します。
あった方がいいもの
・ピンセット
(細かな作業をするので、形を整えたりする際に使ったりします)
・プラスチックの板
(ボンドをつけた後、乾かすために置く台として使います。使わないCDケースなどでOKです)
・濡れタオル
(手をきれいに保つためです。ウェットティッシュで代用もできます)
・コンパス
(土台などの円を書くために使います)
【布選びのPoint】
つまみ細工で使用している布は縮緬(ちりめん)と呼ばれるシボ(凹凸)のある生地がよく使われています。
縮緬(ちりめん)にもいろいろ種類がありますが、シボ(凹凸)が大きいほどふっくらとした印象になります。
縮緬(ちりめん)生地じゃなければつまみ細工ができないわけではありません。
普通の木綿生地やリネン生地でももちろん作れますよ!
ただ、ポリエステル生地やシフォン生地、厚手の生地はつまみ細工としては扱いづらいのでおすすめできません。
まずは、余っている小さなハギレで十分です。
ハギレ処理にも一役買ってくれますので、気軽に取り組んでみてください♪
・作り方
1)布をカットし、土台用の厚紙を切りましょう。
それぞれの材料をカットしましょう。
今回は縮緬(ちりめん)生地を使っていきます。
花びら用布 → 3cm×3cmを5枚
葉っぱ用布 → 2.5cm×2.5cmを1枚
土台用の厚紙 → 直径3cmの円 (コンパスがなければ、ペットボトルのふたが直径約3cmです) → ピンの台座より大きくしてください。
土台用の布 → 厚紙(直径3cmの円)より少し大きめの円にざっくりカット
ピンの台座のかさ上げ用の厚紙 → 台座に入る大きさで円を2枚
【Point】
多少のゆがみは大丈夫ですが、できるだけ正確に正方形を切りましょう!
2)丸つまみをしましょう。
花びら用に丸つまみパーツを作りましょう。
1-
対角に半分に折りましょう。
【Point】
角と角をキチンと合わせましょう!
全工程においてキチンと角を合わせておくことが重要で、出来上がりに差がでます。
2-
ピンセットで真ん中付近をつまみ、さらに半分に折りましょう。
【Point】
ピンセットに押さえつけるようにして折ると折りやすいです。
指でつまみなおしておきましょう。
3-
折り山を上にして更にピンセットで真ん中付近をつまみ、ぴらぴらしている部分を折り山に向かってそれぞれを外側に折り上げましょう。
指でつまみ直しておきましょう。
つまんだ状態を上から見ると、こんな風になっています。
4-
布端部分にボンドをつけましょう。(黄色の丸部分)
【Point】
ボンドをつけて全体になじませ、10秒ほど指でつまんだままにしましょう。
プラスチックケースの上で乾かしましょう。
プラスチックケースの上だとボンドがくっついたとしてもきちんとはがれてくれます。
【Point】
指は都度ふいて、ボンドがついていない状態にしておきましょう!
ボンドが固まる少し前に、ピンセットで真ん中をおさえて花びらの形を整えましょう。
同じ工程をあと4回繰り返して、花びらを完成させましょう。
続いては剣つまみの葉っぱを作りましょう!
3)剣つまみをしましょう。
葉っぱ用に剣つまみパーツを作りましょう。
注意のポイントは丸つまみと一緒です。
1-
対角に半分に折りましょう。
2-
ピンセットで真ん中付近をつまみ、更に半分に折りましょう。
3-
またピンセットで真ん中付近をつまみ、更に半分に折りましょう。
丸つまみはぴらぴら部分を外側に折り曲げましたが、剣つまみはそのままさらに折り込むことで、形が変わります。
つまんだ状態を上から見ると、こんな風になっています。
4-
布端部分にボンドをつけましょう。(黄色の丸部分)
プラスチックケースの上で乾かしましょう。
これで主なパーツは完成です♪
4)土台を作りましょう。
1-
土台用の厚紙に中心がわかるように十字に印をつけ、土台用の布の上に置きましょう。
【Point】
中心のラインがわかることで花のバランスをみるために印をつけておきましょう。
2-
厚紙にボンドをぬり、周りの布を厚紙側に折り返しましょう。
【Point】
先程ボンドをつけた側が花びらをのせる側になります。
中心に布がなくても花びらのパーツがのりますので心配いりません!
5)花びらをつけましょう。
1-
土台にボンドをつけ、花びらのパーツをだいたい5等分になるように順にのせましょう。
【Point】
のせながらピンセットや指を使って花びらの形を都度整えましょう。
全部のせたら中央付近を指で押さえて、外側が円形になるように少し中に押し込んだりして指の腹などを使って整えましょう。
6)葉っぱと花の真ん中をつけましょう。
1-
葉っぱをつける部分(花びらの間)先端にボンドをつけ、花びらの間に差し込みましょう。
【Point】葉っぱは少しそらせておくといいです。
2-
パールビーズに少しボンドをつけ、花の真ん中につけましょう。
これでお花が完成です!
7)ピンにとりつけましょう。
ピンの台座にボンドを入れてかさ上げ用の厚紙にボンドをつけ、完成したお花を取り付けましょう。
この工程は付けるだけなのでグルーガンを使うと少し早めに乾きますよ。
これでお花のブローチの完成です!
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
アクセサリーパーツを使って、アレンジの幅を増やしてみよう!
今回葉っぱもつまんで作りましたが、違う素材をプラスして印象を変えてみましょう!
土台の上にボンドをぬり、葉っぱのモチーフをつけ、その上につまんだ花びらをバランスよく並べていけば完成です♪
完成したものをミール皿や透かしモチーフなどにつけてカニカン等をつけておけば、バックチャームやピアスにもなります。
ミール皿につけなくても予め土台に9ピンをつけておけばミール皿がなくてもアレンジがいろいろできます!
花の真ん中に座金をプラスしてみたり、パールビーズ、ラインストーン、ペップ芯と替えるだけでも印象が変わりますね。
使う布や色によって普段に使えるシンプルにも、ハレの日に使える可愛くにもゴージャスにもなりますよ。
以上、つまみ細工deお花のブローチの作り方でした!
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