可憐で繊細なかすみ草は、ウエディングや、レジンアクセサリーやハーバリウム、インテリアなどでも定番人気!
カラーかすみ草や染色されたドライフラワーを購入すればお手軽ですが、お財布に優しく始めたい方や自分好みの色合いで楽しみたい方には自家製ドライフラワーでカラーかすみ草を作るのがおすすめです。
とはいえ、ドライフラワーを染色するのは難しそう……と敬遠される方も多いかもしれませんね。
今回は、身近なグッズや100均グッズを使って簡単にカラーかすみ草を作る方法をご紹介します。
もし失敗したとしても100円だしなぁと思って、再チャレンジしやすいかな?と。
主婦的観点で身近にあるものや100均グッズを使う方法にしてみたので、宜しかったら参考にしてみてくださいね。
目次
ドライフラワーの染色方法とは?
まず、ドライフラワーの染色方法にはどんなものがあるのかをご紹介します。
1.プリンターや万年筆などのインクを使って染色する
1.プリンターや万年筆などのインクをそのまま使い、切った枝から吸わせて染色します。
インクの濃度が一定なので、毎回同じように染色したり濃度を調整する必要がなく、初心者さんでもチャレンジしやすい染色方法です。
2.食紅を使って染色する
食紅を好みの色合いになるように水で溶かし、切った枝から吸わせて染色します。
3.プリザーブドフラワー染色液を使って染色する
プリザーブドフラワー専用液をそのまま使い、切った枝から吸わせて染色します。
生花を染色する方法は以上の3つ。
3つの方法ともに、好みの色合いになったらドライフラワーにしていきます。
これに加えて、ドライフラワーをスプレーで染色する方法もあります。
ここでは、100均でも揃うプリンターのインクと食紅を使った染色方法をご紹介します。
同じように色付きそうな材料ではありますが、違いがあるのかは試してみないと分からないですよね。
色付きや色合いの違いがあるのか、コスト面と合わせて比較しながらご紹介しようと思います。
プリンターのインクで染色する方法
■用意するもの■
●プリンターのインク(Canon用)
●爪楊枝
■手順■
1.
お好みの色のプリンターのインクカートリッジのスポンジ部分に爪楊枝で穴を開けましょう。
2.
爪楊枝で開けた穴に適量に枝分けしたかすみ草の枝を差し込みます。
そのままかすみ草がインクを吸い上げ、好みの色合いになるまで放置しましょう。
《ポイント》
たっぷりとインクを吸い上げさせる(一晩以上放置)と色の濃いかすみ草に。
逆にインク量が少なかったり、水でインクを薄めたりすると色の薄いかすみ草に仕上がります。
3.
好みの色合いになったらインクカートリッジからかすみ草を出して、乾燥させて完成です。
■プリンターインクでの染色方法を試して気付いたこと■
インクカートリッジは、使用済みのものでも大丈夫でした。(物によりますが)
エプソンのインクカートリッジは、スポンジ部分が保護されていて今回の染色方法では適していないため、キャノンのインクを使っています。
100均にもプリンターインクの詰め替えが売っていたので、使用済みのインクがないな…とういう方は100均を除いてみてくださいね。
染色初心者さんや早く染色したい方、しっかりと染色したものが好みの方におすすめです♪
先にインクカートリッジに差し込んだものが、作業している側から徐々に染まっていくくらいのスピード感です。
食紅を使った染色方法
■用意するもの■
● お好みの食紅 適量
● 水 適量
● 乳酸菌飲料の容器
■手順■
1.
食紅をお好みの色合いになるよう、乳酸菌飲料の容器の中で適量の水に溶かしましょう。
≪ポイント≫
かなり濃い濃度の食紅液を作るようにしましょう。(食紅液の見た目よりもかなり薄く色づいていきます。)
※今回は、食紅付属のスプーン8杯を乳酸菌飲料5分の1くらいの水に溶かした食紅液を作っています。
2.
1の中に適当に枝分けしたかすみ草を入れ、お好みの色合いになるまで放置しましょう。
3.
お好みの色合いになったら、乳酸菌飲料の容器から出して乾燥させて完成です。
■食紅での染色方法を試して気付いたこと■
食紅での染色の場合は、インクでの染色よりもゆっくりと染まっていく印象です。
今回は、2週間日陰で染色していますが、茎部分と花びらがうっすら染まったかな?と言った感じ(泣)
かなり濃度の高い食紅液を使っても、ゆっくりとごくごく薄めに染まっていく感じですので、淡い色合いやインテリアとして飾りながらゆっくりと染色したい方におすすめです。
プリンターのインクと食紅で試してみました結果、私のような染色初心者さんには、プリンターのインクの方が簡単に手軽に出来ると思いました。
上手く染色出来たら、次は染色したかすみ草を乾燥させてドライフラワーに仕上げていきましょう!
そもそもドライフラワーって?
ドライフラワーは、自然の草花を乾燥させて観賞用に加工したもの。
乾燥させることにより、寿命の短いお花の美しさを長期間楽しめます。
そんなドライフラワーの作り方は意外と簡単!
プレゼントでもらったものや自分で育てた思い入れのあるお花なら、より長期間楽しみたいですよね。
ここでは、簡単&安価で出来るドライフラワーの作り方をご紹介します。
生花をドライフラワーにする方法
まず、ドライフラワーにする方法がいくつかあるのでそれらの方法についてお話します。
1.逆さに吊るして自然乾燥
ドライフラワーとしてのイメージが1番強い方法ですね。
紐で吊るして、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させていきます。
時間はかかりますが、インテリアとして飾りながらドライフラワーに出来るのが魅力的です。
2.ドライヤーを使ったスピード乾燥
紙袋に花材を入れて、花材に温風がかからないように注意しながら乾燥させていく方法です。
お家にあるものだけで出来るので、わりと簡単にドライフラワーにすることが可能です。
3.色鮮やかに仕上げたい人におすすめ!シリカゲル乾燥
シリカゲルは、お菓子や海苔などに入っている乾燥剤。包装内の水分を吸着し、空気を乾燥させます。
乾燥させることで除湿機能を復活させることが出来るので、繰り返し使用可能なんです。
ドライフラワー専用のシリカゲルもありますが、お菓子や海苔などに入っているシリカゲルでも同じように使えます。
生花をドライフラワーにするお手軽方法は、今回ご紹介した3つの方法があります。
今回は、何も道具を揃えず出来る自然乾燥と海苔やお菓子などに入っている乾燥剤(シリカゲル)を使った2つの方法をご紹介します。
逆さに吊るすだけ!お手軽自然乾燥法
■用意するもの■
● ドライフラワーにしたい草花 適量
● 紐(麻紐など好みのもの) 適量
■手順■
1.
逆さにしたかすみ草の枝を紐で縛りましょう。
縛り方は、1本ずつでも、引っ付かないように間隔を開けてガーランド風に繋げてもOK!
2.
直射日光の当たらない風通しの良い場所に吊るしましょう。
かすみ草の場合は花自体が軽いので、マスキングテープで壁に貼り付けるだけでも大丈夫でした♪
3.
そのまま自然乾燥させてカラーかすみ草の完成です!
■自然乾燥法を試して気付いたこと■
かすみ草の場合、花自体が小さく枝も細いためか、作業してから3日くらいで乾燥していました。
自然乾燥なら1週間〜2週間くらいかな?と思っていたので、想像よりもわりと早く完成して良い意味で少し拍子抜けした感じです(笑)
そして、やってみて気づいた点が更に2点。
乾燥した後のかすみ草は、一回り小さく、若干色が濃くなった印象です。
淡い色合いにしたかったのに、意外に濃く仕上がりガッカリ。
淡い色合いにするには、もっと薄付きの状態でドライフラワーにすると良かったのかもしれませんね。
色鮮やかに仕上げたい人におすすめ!シリカゲル乾燥法
■用意するもの■
● シリカゲル 適量
● タッパー
■手順■
1.
タッパーにシリカゲルを3㎝くらいになるように敷き詰めましょう。
2.
敷き詰めたシリカゲルの上に、花同士が重ならないように並べましょう。
3.
並べたお花が隠れるように、更にシリカゲルで蓋をしましょう。
4.
シリカゲルの中から、かすみ草を掘り出すように取り出したら完成です!
↑色別に容器に分けてみました~♪
4色のカラーかすみ草ができました!
■手順■
シリカゲル乾燥法を試して気付いたこと
シリカゲル乾燥法の最大の魅力は、やはり乾燥時間。
今回のかすみ草では、劇的に乾燥時間が短い!とは感じませんでしたが、大きめの花材をドライフラワーにするにはお手軽だと思いました。
ドライフラワーにした後の作業を簡単にしたくて小枝で切り分けて乾燥させましたが、ある程度の房に分けたまま乾燥させても良さそうです。(私の場合、取り出しが小さいほど面倒でした……)
また、色鮮やかに仕上がるのも魅力のシリカゲル乾燥法。
かすみ草では、花が小さいためか、自然乾燥法との仕上がりの違いはあまり感じませんでした。
乾燥させる時間が長引くほど、花材の色褪せが気になるのでこちらも大きめの花材を仕上げてみると違いがより分かるかもしれません。
ちなみに、シリカゲルは、繰り返し使用することが可能です。
お菓子などに入っているシリカゲルは、粒が荒いですが、ドライフラワー専用のシリカゲルは粉状になっています。
バラなどのように花びらが上向きになっている花材は、花びら1枚1枚の隙間にシリカゲルを行き渡させる必要があるので、粉状になっているドライフラワー専用のシリカゲルが有効のようです。
いろいろな花材でのドライフラワー作りを考えておられる方は、お菓子などに入っているシリカゲルよりもドライフラワー専用のシリカゲルを購入されても良いかもしれませんね。
~まとめ~
かすみ草の染色は、プリンターのインクを使った方法が1番簡単で確実に染色出来ました!
しかも、使用済みのインクでも出来たのでコストパフォーマンスも良好♪
染色初心者の私でも出来た方法なので、まだ試したことがない方は是非プリンターのインクで試してみてくださいね。
ちなみに、染色させたかすみ草は1週間飾ったかすみ草より、購入して来たばかりのかすみ草の方がインクの吸い上げが良く、見る見るうちに染色されていく印象でした。
やはり、かすみ草の鮮度が良いものの方がインクの吸い上げが良いので、濃く早く染色したい方は鮮度の良いかすみ草を使うと良いですね。
染色したカラーかすみ草は、使いやすいように枝分けし、色別に保管すると良いですよ♪
自分好みの色に染まったかすみ草で、是非いろいろな作品作りにもチャレンジしてみてください。
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