お洋服にはもちろん、バッグ・ポーチ、アクセサリーまでハンドメイドには欠かせないボタン。
たくさんの種類がありますがこちらの記事ではそれをまとめてみました。
ボタンの種類や形や特性を知ることによってハンドメイドの雑貨やアクセサリーも色々な顔が見えてきそうですね。
目次
今回は色々なところで大活躍をしているボタンの種類、使い方や素材などをご紹介していきます。
1.ボタンとは
(参考:紗や工房 商品番号:hm000012)
ウッドボタン 木のボタン カラフルポップ
衣服や鞄の留め具として使用される、ボタン。
この身近な服飾物の歴史は、なんと約2万年も前の最終氷河期にさかのぼれるそうです。
形状は今日のボタンとは少々異なり、骨から作ったピンのような形状で、まとった毛皮を止める金具として使用されたと言われています。
ちなみに、日本で初めてボタンが使用されたのは、明治時代に入ってから。
海軍・陸軍の制服に使われたのが最初です。
今日の身近さとは裏腹に、日本での歴史は意外と浅いことに驚かされますね。
2.ボタンの種類
材質も合わせると多種多様なボタン。
ここでは、手芸屋さんでよく見かけるメジャーなボタンを形状から3タイプに分類して紹介します。
~2穴・4穴ボタン~
(参考:紗や工房 商品番号:hm000011)
ウッドボタン 木のボタン カラフルポップ (20個セット)ギンガムチェック 黄緑
ボタンといわれると、多くの人が2穴・4穴ボタンを連想するのではないでしょうか?
それほど、なじみ深いタイプのボタンで、
フラットな形状のボタンに、貫通するように穴があいています。
2穴と4穴のものがあります。
また材質もプラスチック・金属・貝・木など様々なものがあります。
~スナップ・ボタン~
(参考:紗や工房 商品番号:hm000271)
プラスチックスナップボタン(T-5)【マットカラー/30組(12mm/フレッシュグリーン)】
バッグやお財布などで良く見かける、凹凸の2つのパーツから構成されるボタンです。
他のボタンと違い、ボタンホールを必要としません。
金属製は手縫いで縫い付けられますが、プラスチック製はハンドプライヤーが必要になります。
~足付きボタン~
ボタンの裏に縫い付けるための足がついたボタンです。
ボタン表面に糸を通す穴がないため、装飾性の高いデザインが可能。
女性のお洒落着に多くみられるタイプのボタンです。
最近人気のくるみボタンもこのタイプですね。
3.ボタンの使い方
ボタンの取り付け方は形状により決まるため、基本的には次の3種類に集約します。
~2穴・4穴ボタン~
※2穴ボタンの場合
①布の表、ボタンを取り付けたい箇所をすくい取ります。
②ボタンの穴に糸を通し、針を布の裏に通します。
これを数回繰り返します。
(図では、糸にゆるみがありますが、実際は緩みなく糸を通します)
③布とボタンの間の糸に、残りの糸を数回巻き付けます。
④布の裏で玉留めして完成です。
※4穴ボタンの場合
四つ穴ボタンの場合も、基本的には2穴と同様です。
ただし、糸は図のように通します。
~スナップ・ボタン~
※金属の場合
①糸を二本どりにし、玉留めします。
スナップボタンの取り付け位置中央で布の表面を救います。
②スナップボタンの穴から針を出します。
③ボタンの際で針を布に指し、それを再びスナップボタンの穴から布の表へ出します。
④ ③で出来た輪に糸を通し引き抜きます。
⑤ ③、④を繰り返し、スナップボタンの穴一つにつき、3~4ヶ所縫い止めます。
これを4ヶ所の穴で繰り返します。
⑥最後に玉留めをつくり、スナップボタンの下に糸を通してをカットします。
同様にして、凹パーツも取り付けます。
※プラスチックスナップボタンは下記の記事で細かくご紹介しています。
~足付き・ボタン~
①布の表に対し、ボタンを巣直に立てます。
②針に糸を通して玉結びにします。
裏から表へ針を通し、ボタンの足を通したら再度裏へ通します。
③②を数回繰り返した後、裏で玉留めすれば完成です。
4.ボタンの使い方(応用編)
衣服の留め具としての印象が強いボタンですが、工夫次第で様々なアクセサリーにも活用できます!
~ループタイの金具に!~
シャツスタイルをおしゃれに飾るループタイ。
ループタイを作る場合には、専用の金具が必要になります。
しかし、4穴ボタンを活用すれば、家にあるものだけで手軽に作れてしまいます!
~くるみボタンでアクセサリー~
最近人気のくるみボタンも、ヘアゴムに着ければヘアアクセサリーに早変わりです。
↓↓↓↓↓くるみボタンの使い方はこちらの記事で詳しくご説明しております。
5.ボタンの代用品
厚みのあるビーズなら、ボタンの代わりも可能です。
樹脂やプラスチックビーズのみならず、パールやシェルビーズと種類も豊富なので、
案外使い勝手が良くておすすめです。
コメントを残す