身近にあるリボンですが、様々なバリエーションがありそれぞれ適した使用方法があるのをみなさんご存じですか?
リボンの基本的な使い方やリボン留めパーツを使ったアレンジなども一緒に紹介していますのでぜひご覧ください。
目次
それでは、リボンの様々な種類とアレンジを見ていきましょう
1.リボンとは
(参考:紗や工房 商品番号:ap001308)
【ギンガムチェック/リボン】赤×白/2.5×1.5cm
リボンとは、一般的に平で縦長な形状をした織物。
手芸屋さんに行くと、糸巻きに巻かれた、カラフルで様々な質感のリボンを目にすることも多いかと思います。
なじみ深いリボンですが案外歴史は古く、古代ギリシア・ローマから広く使われていたのだとか。
リボンというと、女性の身に着けるものという印象がありますが、近世(16~17世紀)のヨーロッパでは、性別を問わず使用されたそうです。
2.リボンの種類
使用されるシーンや形状を考え合わせると、様々なバリエーションのあるリボンですが、ここでは、ハンドメイドに使用されることの多いリボンを、素材別に紹介します。
それぞれ適した使用方法が違うので、作品のイメージに合わせてリボンを選ぶ際の参考にしてください。
~グログラン~
(参考:紗や工房 商品番号: hm000150)
【3Yチロル風プリントテープ】エッフェル塔/幅1cm/10mm/ネイビー/紺
細い経糸に太い横糸を織りこむため、横畝が生じたリボン。
緯糸を細くすると畝が目立たなくなるため、模様が印刷されたプリントリボンなどにも使用されます。
サテンリボンに比べ、腰のあるのが特徴です。
~サテン~
(参考:紗や工房 商品番号: 0ap001154)
【サテンリボン/約50個】大人カラー5色セット
なめらかで光沢のある定番のリボンです。
片面・両面の2種類があり、グログランに比べて柔らかいため、ギャザーをよせるデザインにぴったりです。
~シルク~
シルク製のリボン。サテンに比べ光沢が柔らかく、オーガンジーのように軽いのが特徴です。
肌触りも柔らかく、ほつれ防止のため縁がかがってあります。
シフォンのように全体的にふわりとしたフォルムを楽しむリボンです。
~オーガンジー~
透けた平織のリボンです。
適度な透け感は、他のリボンにはない軽やかさを演出します。
材質は柔らかいため、
サテンと同様にギャザーをよせるデザインに最適です。
~ベルベット~
経糸にパイルを織ったパイル織物の一種。
パイルとは布の表面に出したループのことです。
身近なものでは、タオルが挙げられます。
手触りが良く、深い光沢が印象的なリボンです。
サテンと同様に両面と片面タイプがあります。
厚みがあるため、ギャザーをよせるには不向きです。
~タフタ~
平織された生地の薄いリボン。
しわ感と独特な硬い光沢が特徴です。
最近では、ウエディングドレスなどにも利用されるそうです。
薄いながらぱりっとしたリボンなので、一度結ぶとほどけ難い特徴があります。
~ストレッチリボン~
(参考:紗や工房 商品番号: ap003250)
ストレッチレースリボン【幅約1.7mm/約10cm/ベージュ】
その名の通り、伸縮性のあるリボン。
柔らかく、コシはないものの、 リボンそのものが伸び縮みするため、ヘアゴムやヘアバンド、ブレスレットにと非常に使い勝手の良い素材です。
平織のリボンばかりでなく、レースタイプもありますよ。
~レース~
糸を編んで、布状にしたリボン。
他のリボンにはない、緻密な柄が特徴で、襟や袖に縫いつけるだけで華やかな印象になります。
ギャザーをよせることもできますが、そのままで柄を楽しむことも多いリボンです。
3.リボンの使い方
様々な活用方のあるリボンですが、
ここでは最も基本的な結び方を紹介します。
①リボンの上におもし(平ヤットコ)を置き、端を山折りにします。
②反対側の端も同様に折ります。
③向かって左を上にクロスさせ、輪の中へ通します。
④重しをどけて形を整え、末端をカットしたら完成です。
4.リボンはこんな風にも使える
蝶結び型のモチーフやギャザーをよせて、使うことが多いリボン。
手軽にかわいい印象を作れて便利な反面、かわいくなりすぎてしまうのもまた事実。
そんなかわいすぎるのは気が引けるといった方は、リボン留めパーツを使った蝶結び以外のアレンジがおすすめです!
(参考:紗や工房 商品番号: ap000678)
【レース留め金具・ヒモ留め/10個セット(10mm/1cm)】ゴールド/金
~フリンジとして~
リボン留めパーツでお気に入りのリボンを挟めば、フリンジ風モチーフに早変わり。
ぐっと大人っぽい印象になって、蝶結びは苦手だという方も身に着けやすくなりますね。
~チャームにして鞄につけても~
お気に入りのリボンを二つ折りにし、末端をリボン留めパーツで留めればチャームにもなります。
幅の違うリボンやコード、ファーを合わせてリボン留で挟むだけで、手軽にオリジナル作品が作れます。
~ネックレスチェーンの変わりに~
ワイヤーやチェーンが多いネックレスも、リボンで作るだけで印象が全く違ってきます。
お気にいりのリボンがあるなら、大振りなペンダントヘッドと合わせて、チョーカーにしてみてはいかがですか?
全体的に華やかな印象になるので、デコルテが開いたドレススタイルにもおすすめです。
末端はそのままリボン結びにしてもよいですし、リボン留めパーツを使えばアジャスターやカニカンも繋げられますよ。
~チェーンと合わせてブレスレットに~
喜平チェーンにリボンを通して、ブレスレットにするのもおすすめです。
チェーンの輪に通すだけで、無機質で少々無骨な大振りのチェーンもフェミニンに。
完成度は高く見えるのに、作業自体はとても簡単なので、初心さんにもおすすめです!
5.リボンの代用品
形状の似たコード類、細長く切った布などもリボンの代用品になります。
~スエードコードとチェーン~
(参考:紗や工房 商品番号: ap001033)
【三つ編み/チェーン&スエード調紐(幅約7mm)約100cm】ブラック×ゴールド
秋冬のアクセサリーでしたら、 先ほどのリボンの代わりに、 スエードコードをつかったチェーンブレスレットもおすすめです。 すでに、コードとチェーンが編んである便利な商品を使えば、 さっと作れて、今シーズン中の使用にも十分間に合いますね。
この代用品を使った作品を以前に紹介していますので
作品作りの参考にしてみてください。
(参考:自転車チャームが決め手 スエード調三つ編みヒモ バッグチャーム&ブレスレット)
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