<紗や工房 アトリエ訪問>
憧れの作家様のアトリエに訪問します!
製作現場にお邪魔して、実際に見て触れさせていただくことで、素敵な作品が生み出される秘密を探ります!
ドライフラワーとクローバーを閉じ込めて、お花畑にいるようなリングです。
“私だけのたからもの”が作品作りのコンセプト
vol.2では、急展開!大学を休学して渡米!?から様々なお仕事を経て、自宅アトリエを構えるまでのお話しでした。
vol.3の今回は、アトリエ内の隠れ!?工房から、レジンへのこだわりを聞いちゃいます!
レジングッズが詰まった引き出し。ハンドメイドを再スタートさせた福岡に住んでいたときからのお付き合い。
レジンモチーフと合せて人気のタッセルもオリジナルで作ります。
<アトリエの住人- May>
横浜市在住。アクセサリー・雑貨作家【May’s Diner/メイズダイナー】として自宅の一画をアトリエに、レジンのアクセサリーを中心に製作しています。
ワークショップ、委託販売も展開中。
“私だけのたからもの”をコンセプトにひとつひとつ心をこめて作っています。
ブランド名【May’s Diner/メイズダイナー】には”たくさんの人が集まる食堂のような拠所になれたら”という願いが込められています。
木の実や、ドライフラワーを使った秋色のピアスやイヤリング。
May’s Dinerさんの隠れ!?工房
―ハンドメイドな1日の流れを教えてもらいました。
「実は、ベランダもアトリエなんです。」
と案内されてアトリエがあるお部屋の窓を出ると、ベランダの一角に小さな作業スペースを発見しました。
燦々と日差しが照りつけるベランダの一角もMay’s Dinerさんの立派なアトリエの一つ。
Mayさん:
「お家に猫がいるので、レジンの硬化や削りは、ベランダでやっています。
化学反応を利用した硬化の2液レジンを使っているのと
自分で作った型はUVを通さないのでちょうどいいんです。
2液レジンは、たくさん同時に作る時にも便利ですしね。」
ーそれにしても・・・夏場かなり暑そうですね!
9月に入った取材当日でもまだまだ強い日差しが照りつけていました。
Mayさん:
「そうなんですよ。笑
だから、夏場は朝7時半くらいから作業に入りますね。」
お花を使った作品は、お花が浮いてしまうので、2段階製法でレジンを固めます。
ー1日はどんな流れなんですか?
Mayさん:
「朝一、マコ(愛猫)にご飯をあげて、早速ベランダで仕込みに入ります。
レジンの流しこみをして、硬化済みのものを削ったりします。
そのあと自分の朝食をとって、洗濯をしつつ
削り上がったものに金具を取り付けたり・・・
その後は、日によっても違いますけど
仕上げの磨きをしたり、台紙や値札を付けたり、そんな感じですね。」
家事をしたり、生活のリズムの中に作業を織り込めるのが自宅アトリエの魅力ですね!
レジンの型もオリジナル!May’s Dinerさんのこだわり
―流行に過敏になりすぎず マイペースに
Mayさん:
「できるだけ人と違うもの、というのにこだわっています。
失敗に終わることも多いけど、色々試して、また買ってきてトライして・・・
“人の作品はなるべく見ない”ようにしています。
流行に過敏になりすぎず、マイペースにやっていますね。
左が市販のレジン型、右がシリコンで作ったオリジナルの型。
Mayさん:
「市販のものも使っていますが、レジン型も自分で作っています。
気に入った形状のものを見つけて、その型を取ってレジン型にするんです。
オリジナルの型は、2剤タイプのシリコンを固めて作っています。」
Mayさん:
「真ん中のものは、オリジナルの型を使ったレジンとタッセルを組み合わせました。
この型で取ったデザインのものは、とても人気なんですよ!」
確かに、市販の型にはない独特のフォルムがオシャレですね。
これも日頃身近にある”ある物”で型を取ったそうです。 その”ある物”・・・は企業ヒミツだそうです。
見る目を変えるとお家の中が、宝探しになりそうですね!
次回、vol.4では、愛猫マコちゃんもお気に入りの猫用アイテムや猫モチーフの新作、保護ネコちゃんとの出会いについて聞きました。
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