【ハンドメイドの基礎知識】丸ヤットコ、平ヤットコの使い方、違い、レシピについて

ハンドメイドをこれから始めよう!という初心者さんに、まず揃えていただきたい工具が「平ヤットコ」と「丸ヤットコ」、「ニッパー」です。

どれもアクセサリー作りには欠かせない工具です。ヤットコ類に比べニッパーは用途がはっきりしていますよね!
金具用のハサミといったところでしょうか。ワイヤーやピン類をカットするのに用います。

一見したところとても見た目が似ているのが、丸ヤットコと平ヤットコ・・・この二つは何が違うんでしょう?
小さな違いですが、実は使い方が大きく異なります。。

今回は、そんな丸ヤットコ、平ヤットコの使い方、違い、レシピについてご紹介します。



1. 丸ヤットコと平ヤットコの違い

丸ヤットコとは

丸ヤットコは先が細く、丸くなっているので、主にTピンや9ピンの先を丸める際に使います。

平ヤットコよりも先が細いので、ワイヤーアートでワイヤーを曲げる時にも便利です。

表面がざらざらしているタイプは滑りにくく掴みやすいですが、滑らかなタイプは金具に跡が付きにくく、綺麗に仕上がります。

平ヤットコとは

平ヤットコは、丸ヤットコと同じくハンドメイドの必需品で、先が平べったくなっているので、小さな金具をしっかりつかむ事が出来ます。

金具をかしめる際や、つぶし玉をつぶすことができ、平ヤットコで金具をおさえ、丸ヤットコを使って曲げたり繋げたりと、用途多彩なのでアクセサリー作りに欠かせない工具です。

先端の長さに種類があり、自分に合った、使いやすいタイプを選びましょう。

2.丸ヤットコの使い方

丸ヤットコを最も多く使うのは、Tピンや9ピンの先を丸める事です。


1ビーズを通したTピンの先を90°に曲げます。


2.丸ヤットコの先端を使い、曲げたTピンの先のほうから丸めます。丸める長さは、だいたい6~8ミリぐらいがちょうどよく丸められます。

こちらの記事も、是非参考にしてみてください!
【ハンドメイドの基礎知識】 Tピンの使い方

【ポイント】おすすめの使い方としては・・・

丸ヤットコは、先に向かってだんだん細くなっているので、ピン類やワイヤーを巻くときにヤットコのどこの太さで巻き始めるかで、作りたいカンの大きさを決めることができます。


小さめのカンを作りたいときは、ヤットコの先の方の径が小さい部分

大きめのカンを作りたいときは、ヤットコの根本の方の径が大きい部分を使いましょう!

3. 平ヤットコの使い方

平ヤットコは様々な用途がありますが、その中でも最も使うのが、丸カンの開閉です。

【丸カンの開閉】

左右に広げるのではなく、前後にずらすようにして開きます。

【めがね止め留め】

めがね留めを作る際、片方の平ヤットコで輪をおさえながらもう一方の平ヤットコでしっかりとワイヤーを巻き付けていきます。

【留め金具やつぶし玉などをかしめる】

リボンの留め具の留め方と、つぶし玉の使い方を紹介します。

■リボン金具の留め方

リボン金具とお好みのリボンを使用します。

1.リボンを好きな長さにかっとし、リボン金具ではさみます。

2.リボン金具の先を、平ヤットコを使い強くはさみ、かしめます。軽く引っ張ってみて動かなくなればOKです。

パーツを添えてピアスパーツとつなぐだけで可愛い作品ができました!

■ボールチップを留める

1ボールチップを、留めたい場所まで通します。

2平ヤットコの先端を使い、ボールチップを潰します。

3お好みのビーズを通し、最後にまたボールチップを潰せば、ビーズの位置が固定されます。

4.ハンドメイドレシピ

実際に丸ヤットコと平ヤットコを使って簡単なピアスを作りましょう。

1.長めのTピンにお好きなビーズを通し、先を90°に曲げます。

2.Tピンの先をを7ミリぐらいにカットします。

3.丸ヤットコの先端を使い、Tピンの先を丸めます。

4.ご覧のように、丸めた先に空間ができてしまうので

5.平ヤットコを使い、空間が無くなるようにかしめます。

6.2つ作ります。

7.丸カンを使ってピアスパーツと繋ぎます。平ヤットコでしっかりと挟み、小刻みに動かしながら丸カンの間隔をなくすように丁寧に閉じます。

最初は慣れない工具の使い方に、もどかしく感じることもありますがマスターしてしまえば、どんどんハンドメイドが楽しくなります!

自分のお好みの工具などを見つけて、ハンドメイドライフを楽しみましょう!

■参考アイテム■

【Tピン(約3cm・線径約0.7mm)約80本】
丸カン7mm(約100個セット)金/ゴールド
【カン付ピアスフック/コイル丸玉(約20x18mm)約25ペア(50ヶ)/ゴールド】

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