水引 アクセサリー 最近注目されていますよね!
水引きといえば、何を思い浮かべますか?身近なもので言えば、ご祝儀袋や不祝儀袋、のし紙ですね。
これらについている(印刷されている)ヒモが水引です。現在は、飾りヒモとしてだけではなく置物(水引アート)や髪飾りなどの アクセサリーとしても使われています。
和の趣を感じさせる水引。こちらでは、 水引の結び方からアクセサリーへの応用の仕方をご紹介します!
<上級者さんはこちら>
平面の水引をマスターしている水引上級者さんはぜひ水引で作る球体・ビーズに挑戦してみてね!
目次
水引の起源は・・・。
諸説ありますが、水引の起源は飛鳥時代までさかのぼり、当時の中国(髄)使者からの贈り物に結ばれていた紅白の麻ひもが元とされています。
これを真似して宮中への贈り物にも紅白の麻ひもを結ぶようになり、徐々に庶民にも広まって日本の伝統文化として定着して現在にまで至っているのです
水引の素材は・・・。
水引は、和紙をこより状にしたものが元になっています。
こより状が緩まないように水のりを塗って乾かし固めて紙やフィルムなどで仕上げたものが水引です。
「水のりを塗る」ことを「水のりを引く」と言い、この工程から「水引」という名前がついたと言う説と、着色した水に浸して引きながら染めるという工程から「水引」という名前がついたという説があります。
水引の基本
・蝶結び(花結び)
何度でも結び直しができるため、「何度あってもよい」ご祝儀やお礼などのお祝い事によく使われています。
弔事やお見舞いに使うと「不幸を重ねる」「病気を繰り返す」という意味になるので、注意が必要です。
・結び切り(真結び)
「一度きり」「繰り返すことのないように」という意味で、結婚や弔事、お見舞いに使われています。固く結ばれ解くのが難しい結び方です。
・あわじ結び(あわび結び)
古くからある基本の結び方で、慶事・弔事・神事・佛事のすべてに使えて万能です。
結び切りと同じく解くのが難しい結び方で、輪の部分がアワビを表していることが結び方の由来と言われています。
両端を持って引っ張るとさらにもっと強く結ばれるので、「末永くつき合う」という意味があります。
他にも結び方はありますが、この中から水引の結び方の基本である右側(黄色)の「あわじ結び」をマスターしましょう!
■用意するもの■
【道具】
・水引 (水引の1本はだいたい90cmと長いので、半分くらいに切っておきましょう。)
・はさみ
水引は100円ショップでも購入することができます。
100円ショップで購入する水引はおおまかな作品(しめ縄やリースの土台など)にはもってこいです。
個人差があるとは思いますが種類によっては曲げの部分が少し角ばってしまうこともあり、細かな作品を作るには作りにくいと感じることもあります。
ゆったりと大きく作って、少しずつ形を小さくしていくと上手くできたりするので挑戦してみてください。
(白:100円ショップ/黄色:手芸店)
水引をはじめて作る方や少しでも作品のキレイを目指すなら、手芸店などで購入できる水引を使ったほうがやりやすいです。
(左:100円ショップ/右:手芸店)
ご祝儀や不祝儀などに使う場合には色や本数を考慮する必要がありますが、水引きをアクセサリーとして使う場合には何も問題はありませんので自由に使いましょう!
■作り方■
1.水引を3本まとめて持ち、中央付近がしずく形になるようにします。
【Point!】このとき、B側が上になるようにしましょう!
【Point!】しずく形を作るのにカーブが作りにくかったら、水引を親指と人差し指でつまんで引っ張って少しだけしごいてみてください。
2.右手の指で重なった部分をつまんで押さえ、B側をしずく形の上に重ねます。
【Point!】水引が斜め下になるように重ねましょう。
水引の並びを気にしながら進めていき並びを都度直していくと、仕上がりがキレイです。
3.左手の指で斜め下に重ねた水引をつまんで押さえて、右手ははなします。
4.A側の先端付近を持ち、まずはBの上を通り、①は下から上に、②は上から下に、③は下から上にと順に通していきます。
【Point!】このとき、水引の先端をそろえてから通すとやりやすくなります。
水引の並びを気にしながら進めていき並びを都度直していくと、仕上がりがキレイです。
5.最後に形を整えます
【Point!】最初に作ったしずく形部分から順に小さくし、内側の水引から順番に1本ずつ引いて引き締めていくと、形が整えやすいです。引き締めた一番内側の水引に沿わせるように、順番に引き締めていきましょう。
これで、基本のあわじ結びの完成です♪
上側に飛び出している水引は、必要に応じてカットしましょう。
使う色や配置、本数によって、印象が全然違ってきます。
いろいろと試してみてください♪
あわじ結びをモチーフに、ピアスを作ってみよう!
あわじ結びピアス①
■用意するもの■
・あわじ結びモチーフ 2個 → あわじ結びのモチーフは、あらかじめ上側に飛び出している水引をカットしておきます。
・丸カン 2個
・ピアスフック 1ペア
・平ヤットコ、丸ヤットコ
■作り方■
丸カンを開いて、あわじ結びの部分の好きな場所に通してピアスフックとつなげます。
これで完成です!
あわじ結びピアス②
■用意するもの■
・あわじ結びモチーフ 2個 → あわじ結びのモチーフは、あらかじめ上側に飛び出している水引をカットしておきます。
・丸カン 2個
・ヒモ留め金具 2個
・ピアスフック 1ペア
・平ヤットコ、丸ヤットコ
■作り方■
1.ヒモ留め金具にあわじ結びモチーフの上側の先端を入れ込み、平ヤットコでカシメます。
2.丸カンを開いて、あわじ結びパーツとピアスフックとつなげます。
これで完成です!
あわじ結びの上側を少し長めにカットして、こちらをまとめてヒモ留め金具で取り付けてもピアスができますよ♪
あわじ結びを応用すると、いろいろな形になっていきます。
あわじ結びの上側の処理を変えるだけで、菜の花結び(左)、梅結び(右)に。
梅結びを少し変えるとネコに、あわじ結びも連続してみたりもできますよ。
ピアスでご紹介しましたが、取り付ける金具を変えるだけでヘアピンやパッチンピンはもちろん、ブローチなどいろいろなアクアセサリー、キーホルダーに変身♪
簡単に三つ編みやねじってカシラなどでとめるだけでブレスレットにも。
もちろん、ビーズやパールなどでデコレーションしてもかわいくなりますよ!
とても楽しいので、ぜひ、いろいろと作ってみてくださいね。
「あわじ結び」をマスターしたら・・・
あわじ結びを応用してボールを作る「あわじ玉」に挑戦してみましょう♪
ころんと可愛らしい水引のビーズができますよ!
▼詳しくはこちらをチェック!
和のテイストをアクセサリーに取り込むのが、近年とても好まれていますね! 水引きの他にも、つまみ細工もとっても人気!合わせてチェックしてみてくださいね。
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