がま口は昭和レトロな感じがしてほっこりしませんか?
カチッと開いて、思わず開けたくなってしまいますね。
がま口は昔から日本にあるもののように感じますが、フランスから持ち込まれたものなんですよ!
明治時代に、商人が持ち込んだものが起源となっています。
そして、がま口の由来は「ガマガエル」からきていると言われています。
大きく開いているがま口は、ガマガエルのような形に見えませんか?
由来は単純に思えますが、「お金が帰る」という説もあり、金運でも縁起がいいとも言われています。
そんながま口をハンドメイドしてみませんか?
使う布を変えることで、和テイストにも洋テイストにも変わりますよ♪
■がま口の種類
どのようながま口がお好みですか?
好きな大きさや形のがま口金具(口金)を探してみてくださいね。
手ごろに100円ショップでも手に入れることができます。
手芸店に行けば、サイズも豊富ですよ。
口金の玉の部分も、かわいいものも沢山あります。
口金で個性を狙うこともできますよ♪
上は箱足口金、下はバネ口金と言います。
箱足口金は、その名の通り箱型のようながま口が出来上がります。
■用意するもの■
・表布
・裏布
・接着芯
・がま口の口金
・紙ひも
・接着剤
・つまようじ
・目打ち
・ペンチ
・がま口を作るための型紙
つまようじは、口金に接着剤を入れた時にのばす時に使います。
目打ちは、口金に紙ひもを入れ込む時に使うので1つあると便利です。
ペンチは一番最後にしか使いません。
型紙は、口金を購入した時に一緒についてくることが多いです。
今回は、口金の中に入っている型紙を使用していきます。
■作り方■
あらかじめ、型紙は線に沿って切っておきましょう。
1.
表布と接着芯を型紙の大きさより少し大きめに切る。
2.
表布にアイロンを使って接着芯をはりつける。
3.
表布と裏布を型紙の大きさに切る。
4.
表布を中表にして合わせ、端から1cmの部分を縫います。
裏布も同様に縫っておきましょう。
5.
縫い合わせたものを開いてたたみ、マチを作ります。
縫った部分は角を落としておきましょう。
マチの部分が必要ない場合は、この工程は省略してください。
6.
表部分と裏部分を中表に合わせて、端の部分をギリギリの部分で縫い合わせます。
この時、返し口を作ることを忘れないでくださいね。
ミシンでは縫いにくいと感じることがありますので、手縫いでもOKですよ!
7.
返し口から表にかえし、形を整えます。
8.
紙ひもを口金に合わせて、だいたいの長さに合うように切る。
切った紙ひもは、本体部分の上部にかがり縫いで縫い付けましょう。
【Point!】紙ひもは後で調整しますので、しっかり端から端まで縫い付ける必要はありません。
紙ひもを本体に取り付けなくても大丈夫だという場合は、縫い付ける作業は省略してくださいね。
紙ひもが余った状態でも口金に取り付ける時に切るので大丈夫です。
9.
口金を開いて、接着剤をいれます。
【Point!】つまようじを使って、接着剤をのばしておきましょう。
10.
本体の真ん中が口金の真ん中になるように目打ちを使って入れ込み、真ん中から端に向かって順に入れ込んでいきます。
紙ひもを縫い付けていない場合は、紙ひもの中央を入れ込んでください。
真ん中から端に向かって、同様に入れ込んでいけばOKです。
【Point!】 入れ込んでいくと、紙ひもが余ってきます。 紙ひもが中に隠れる程度に切り、端の部分も口金の中に入れましょう。
【Point!】この時、表からの見え方や内側からの見え方もキチンと確認してください。
紙ひもが見えてしまっていたら、目打ちで中に押し込んでおきましょう。
接着剤が口金部分にはみ出してしまっていても、ウェットティッシュや濡れタオルでふくことでキレイになります。
【Point!】縫い合わせの線が、ちょうど口金のリベット部分に合うようにしてください!
11.
口金を開いた状態で接着剤を入れ、同様に本体を入れ込んでいきます。
12.
あて布をしながらペンチでリベット付近の4ヶ所をカシメます。
【Point!】きつくカシメると、がま口の開閉に支障がでます。
少しだけカシメるだけで十分です。
これで、がま口の完成です♪
型紙の長さを変えることで、細長いがま口にもなりますよ。
大きさの違う口金を使ってもかわいいです♪
持ち手をつけなくてもいいですが、持ち手をつけることもできますよ。
口金に持ち手をつけるためのカンがついているものもあります。
カンがついていれば、気分で持ち手を変えることだって♪
直接持ち手を縫い付けることだってできますよ。
和柄で作れば、浴衣や着物にも合います♪
ぜひ作ってみてくださいね。
コメントを残す