このページではヒートンの使い方や種類、ヒートンを使った作品などを紹介しています。
1. ヒートンとは
ハンドクラフトにおいてのヒートンは、パーツに穴を開けて埋め込み、接続部を作るために用いられます。特に木材・レジン・樹脂粘土などを使われる方にとっては、ヒートンはアクセサリー・小物に加工する際の必須アイテムの一つといえます。
ヒートンを用いるときは、必ずパーツにある程度の太さと深さのある穴が開くことになります。よって、適切な穴を開けることができないガラス・布といった素材には、ヒートンの使用は向いていません。
例えば…
こんなコルクの蓋付きの小瓶に、ヒートンは使えるでしょうか??
小瓶本体に穴を開けるのは至難の業ですが、コルクの蓋になら穴が開けやすそう。ヒートンが使えますね☆
ちなみにヒートンは英語で“Eye bolts”といいます。ついでに、一見ヒートンに似た形をしている9ピンは“Eye Pins”と呼ばれています。
2. ヒートンの種類
・ネジ式ヒートン
差し込み部分がネジのようになっているヒートンです。回転させながら、パーツに押し込むようにして使います。
この形のヒートンは、ハンドクラフトだけでなくインテリア方面でも用いられるので、極小サイズでなければホームセンターなどでも入手できます。
ネジ式ヒートンは比較的丈夫なところと、接着剤なしでも使用できるところが良いのですが(※パーツによります)、差し込み式ヒートンのような華奢な雰囲気は出にくいです。
・差し込み式ヒートン(ヒートンキャップ)
接着剤を付けてパーツに差し込んで使用します。
キャップによって穴に蓋がされる状態になるので、見栄え良く仕上がります。しかし、ネジ式ヒートンほどの頑丈さはなく、接着剤との併用が必須です。
どちらのヒートンも、太さや長さ、色に種類があります。サイズは、ホームセンターの日曜大具・インテリアコーナーに並んでいるような太くて大きなものから、ハンドクラフト用の細くて小さなものまでさまざまです。
色は、他のハンドクラフト資材と同じく、ゴールド・シルバー・金古美などがあります。
キャップ部分はシンプルなものから、モチーフ付きのものまであります。
(画像はイメージです)
片穴パールと王冠型ヒートンキャップを使えば、こんなパーツが作れそう?!
3. ヒートンはこうやって使います
●基本的な使い方
ピンバイス、ハンドドリルなどを使って、ヒートンを付けたい場所に穴を開ける
↓
(必要な場合は接着剤を付けて)開けた穴にヒートンをねじ込む
基本はこれだけ!
●穴を開けるときのポイント
使用するヒートンの長さ・太さ、パーツの材質を考慮して穴をあける必要があります。
穴が浅すぎるとヒートンが入りきらずにグラグラしますが、深すぎるとパーツを不必要に掘ることになってしまいます。
また、穴が太すぎるとヒートンとの間に隙間が出来てしまって安定しません(太すぎた場合は接着剤を併用してみるとカバーできることがあります)し、細い穴に無理やりヒートンをねじ込むと、パーツが割れる可能性があります。
さらに、ヒートンを挿入する前に、穴開けで出来た屑をきれいに処理することもお忘れなく!
●接着剤のポイント
乾燥後に透明色になるものを選びましょう。
レジンにヒートンを取り付ける場合は、レジンを接着剤にしている作家さんも多いようです。
●その他
レジンワークで。シリコン型に切り込みを入れてヒートンを置き、レジンの硬化と同時にヒートンを定着させてしまうという技があります。
ヒートンの種類や、ヒートンを付けたいパーツの材質・デザインによって注意するポイントやコツが若干変わってきます。ご自分のやりやすい方法を見つけてください♪
4. ヒートンの代用品
・9ピン
サイズが小さく軽いパーツに使用するのであれば、9ピンを差し込みヒートンのように使用することが可能です。
ただし9ピンは細く、表面がつるつるしていて引っ掛かりがないため、ヒートンに比べると耐久性や安定感が劣ります。
シェルビーズ+9ピン+バチカンでこんな感じのチャームを作ることができます。
こんな片穴のクリスタルパールのチャームなどでも応用することができます。
以上、ヒートンについてでした!
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