フェルトって、身近にあったっけ?
 そう思った方!
 周りをよく見てみてください。
 かばん、帽子、こどものおもちゃ、生活用品…と気にかけてみたらいろいろな場面で発見できます。
なんだかもこもこしていて、ほっこりした感じですね。
 フェルトは切りっぱなしで気軽に楽しめることも大きな利点です。
 今回は、そのフェルトを使った 『切る⇒巻く⇒つける』 でできるお花モチーフのヘアゴムの作り方をご紹介します!
こどもにとってちょんぼのゴムはいくつあってもいいものです。
 それがママの手作りとなれば、お気に入りのちょんぼになること間違いなしです!
 季節ごとにバリエーションを変えて、作ってみてはいかがでしょうか。
フェルト手芸が初めての方は読み進めてみてくださいね。
 そうでない方は、作り方へどうぞ♪
目次
フェルトの種類について
手芸店で購入できるフェルトには2種類あります。
 
 洗えるフェルト(18cm角)と洗えないフェルト(20cm角)です。
洗えないフェルトはポリエステルの他に毛が入っているため、毛羽立ったりします。
 厚みもよく使う1mm以外の厚手のものもあります。
100円ショップで購入できるフェルトは洗えるフェルトがほとんどで、単色のみの購入なら大判になっています。
何色か入っているものはだいたい18cm角です。
手芸店のものと比較すると厚みが違って薄く感じます。
 色の種類も増えてきてはいますが、欲しい色目がなかったりもします。
 使う用途に応じて購入する場所を変えたりしてみてくださいね。
糸について
フェルト手芸ではよく、ししゅう糸が使われています。
絶対にししゅう糸じゃなきゃだめ!という決まりがあるわけではないので、色さえ合えば他の糸でも大丈夫です。
 
 100円ショップなどで取り扱いのあるいろいろな色の入った糸を手始めに使ってみてはいかがでしょうか。
ただ、文字やラインをししゅうする場面に遭遇したら、ししゅう糸を使うことをおすすめします。
ステッチ(ぬい方)について
フェルト手芸の際によく使うステッチを2つご紹介します。
・たてまつり
フェルト上に小さいフェルトパーツをアップリケするときに使います。
1- 
 
 土台の上にアップリケしたいパーツを乗せて、パーツの下から針をさしましょう。
 針の方向:下⇒上
 【Point!】
 玉止めは見えないようにかくしましょう。
2- 
 
 針をぬいたら、土台側に針をさしましょう。
 針の方向:上⇒下
3-
 
 
 次は針を2枚通過させ、アップリケの側に針を通し、土台側に再度針をさしましょう。
針の方向:下⇒上⇒下 
 
 これの繰り返しで、どんどん縫い進めましょう。
4-
 
 最初まで戻ってきたら、玉止めをしましょう。
土台に裏地をつける場合は裏側に針をもっていき、そのまま玉止めすればOKです。
5-
 
 玉止めした位置から斜めに針を通し、玉止めをアップリケの下に隠すように糸をひっぱって糸を切りましょう。
【Point!】
 フェルトとフェルトの間をめがけて針を通しましょう!
 これでたてまつりの完成です。
・まきかがり
フェルト同士を合わせるときに使います。
1-
 
 フェルト同士を合わせて、フェルトとフェルトの間に針をさしましょう。
2-
 
 糸がフェルトに垂直になるように反対側のフェルトに針をさし、斜めに針を通しましょう。
 
 
 これの繰り返しで、どんどん縫い進めましょう。
3-
 
 最初まで戻ってきたら、玉止めをしましょう。
4-
 
 玉止めした位置から斜めに針を通し、玉止めをアップリケの下に隠すように糸をひっぱって糸を切りましょう。
 【Point!】
 フェルトとフェルトの間をめがけて針を通しましょう!
これで巻きかがりの完成です。
他にもよく使うステッチや様々なステッチがありますが、このふたつだけでも十分いろいろなことができます。
さあ、早速フェルトで作る簡単ヘアゴムを作ってみましょう♪
フェルトで作る簡単お花ヘアゴムの作り方
【用意するもの】
・フェルト(今回は100円ショップの18角を使います)
 ・針と糸(もしない場合は、全工程をグルーガンなどの接着剤で対応できます)
 ・はさみ
 ・ヘアゴム
 ・グルーガン(なければボンドなどの接着剤)
【あるといいもの】
・まち針(なければ洗濯バサミやクリップ)
【作り方】
1.
 
 
 フェルトを18cm×4cmの大きさに切り、切ったフェルトを等間隔に切りましょう。
 大判のフェルトや20cm角のフェルトを用意した場合、短い寸法の4cmだけはそのままに、長い寸法も20cmまでくらいにしましょう。
 あまり長くしすぎると、巻きづらくなります。
2 
 切ったフェルトを半分な折り、まち針などで仮止めしましょう。

 『わ』になっている部分をだいたい5mm間隔で切っていきましょう。
【Point!】
 
 まち針側の端から最低5mmくらいは切らないようにしましょう。
3 
 くるくる巻いていきましょう。
 【point】
 
 巻き始めの部分は、内側になる部分をできるだけずらしてから巻き始めましょう。
 巻いている間に内側はどんどんずれていきます。
【Point!】
 
 巻いている際に、底面は平らになるようにしましょう。
 底面にヘアゴムを取り付けることになります。

 最後まで巻いたらまち針で仮止めの後にたてまつりで縫い止めるか、グルーガンなどの接着剤でとめましょう。
 玉止めは見えなくなる底面などにしましょう。
4. ヘアゴムをつけましょう。
 
 底の部分のフタになるパーツをつくりましょう。
 余っているフェルトにモチーフの底を当てて形どり、円形を切りましょう。
【ヘアゴムを結んで作るタイプを用意した場合】

 円形パーツを半分に折り、2カ所切り込みを入れましょう。

 ヘアゴムを通して結び、モチーフの底にグルーガンなどの接着剤をつけてのせます。
 
 円形を巻きかがりで縫い止めたら完成です!お花みたいになりました♪
【Point!】
 玉止めはきちんとかくしましょう。
 縫わない場合は、キチンと端まで接着剤でくっついているか確認しましょう。
表に返して形を整えたら、ヘアゴムの完成です!
【あらかじめ丸くなっているヘアゴムを用意した場合】
 モチーフの底面に少し縫いつけた後にグルーガンをつけて底用の丸いパーツを取り付けましょう。
 底パーツを巻きかがりで縫い合わせたら完成です。
ヘアゴムをつけずに底をつければ、更にアレンジの幅がひろがります!

 台座のついたヘアゴムにつけるもよし。

 パッチンピンにつけるもよし。 (台座なしのタイプにつける場合は、底パーツに切り込みが必要になります。)

 2ウェイブローチピンにつけるもよし。
用途も広くなります。

お花部分に更に葉っぱをプラスしてみたりすると、また違った雰囲気になりますよ!

お花の中央部分に別の色を少しだけ巻いて作れば、また違った雰囲気になります。
是非、いろいろと試して作ってみてください♪




			
			
			
			
			
[…] こちらの記事を参考にしてみてください。 【巻きかがり】と【たてまつり】ですね。 […]