【世界のハンドメイド事情】~イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.1



-イギリス・イングランド・サウサンプトン編 Vol.1

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(Victoria Station, Londonにて)
※こちらの記事ではイングランド・サウサンプトンに在住の「ライター:まいこ」より、現地のハンドメイド事情、自身の活動についてご紹介しています。

【この記事を書いている人はこんな人】
ライター:まいこ
岐阜県出身。日本人夫の仕事の関係で、外国を転々としています。
台湾での生活を経て、現在イングランド・サウサンプトン在住2年目。
専門はビーズクラフトです。
作品はこちらのページでも紹介しています!
【素敵な作家さんシリーズ】のくとまるさん
自己紹介用

イギリスはハンドメイドやDIYが好きな国?

イギリスの手仕事・ハンドメイドに関連するものと言いますと、みなさん何が思い浮かびますか?


(大英博物館, Wedgwoodの展示コーナーにて)
例えば。イギリスには、世界的に有名な陶磁器メーカーの工場がいくつもあります。

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日本でも人気のテキスタイル、リバティ(Liberty)やキャスキッドソン(Cath Kidston)はイギリス発です。


(ロンドンのショッピングモールにて)
オーガニックやハンドメイドの化粧品、石けん、ジャムなども人気があります。企業だけでなく、クラフトマーケットなどに個人で出店している人もたくさんいます。


(イースターシーズンのソールズベリー大聖堂にて)
また、季節のイベントの際は、お手製のデコレーションで街のあちこちが飾られます。
一番華やかなのがクリスマスで、次がイースターでしょうか。

もちろんデコレーションには既製品も使っていると思いますが、どこか温かみがあると言いますか、ハンドメイド感があるものをよく見かけます。そういう感じがするものは、イギリスの建物にとっても良く似合います。


(クリスマスシーズン、とあるパブの暖炉)

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食品関係ではアイシングも外せません。イギリスではアイシングでデコレーションされたケーキが一般的で、普通のスーパーにも材料がたくさん並んでいます。この写真はほんの一角です。

私が驚いたのは、大型チェーンの手芸店の中にもアイシングコーナーがあることです。はじめは粘土コーナーだと思い込んでいたので、初めて真実を知って「手芸店に食品が…!?」とびっくりしたのを覚えています。

さらにイギリスの人達は古いものを好み、修理しながら長年使うという習慣があります。


その最たる例が家。一般家屋でも築100年近いものがゴロゴロあるそうです!

リフォームやDIYを自力でやってしまう人も少なくないと聞きますし、内装にこだわっている人もいます。ガーデニングが好きな国としても有名ですね。
チャリティショップ(寄付された不用品を販売し、その売り上げをチャリティにまわす店舗)や、中古品を売買できる場所が多いので、リメイクもお手の物?!

ということで、イギリスではハンドメイドやDIYは日常生活に浸透しているもので、個人差はあれども良いイメージを持っている人が多いのではないかと思います。

イギリスで特に人気のハンドメイドは?

日本のハンドメイド業界は、布物、刺繍、ビーズ、レジン、インテリアなどなど、様々なカテゴリーが賑わっていますよね。

イギリスでは何が人気なのかなと、雑誌売り場を覗いてみました。手芸雑誌がずらりと並んでいるのですが…

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私が注目したいのは“編み物”です。雑誌の種類が比較的多めで、あちらこちらで毛糸が売られていますので、かなり人気のカテゴリーだと推測されます。我が家の近所だと、金物屋で毛糸を売っているくらいです(笑)

私、実はイギリスで地域のご婦人たちが運営するニットカフェに参加したことがあります。

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参加していた当時は、こんなお洒落なパブで開催されていました。

ご婦人たちは手を動かしながらもおしゃべりが止まらない…!どこの国の女性もおしゃべりが大好きですね。私は英語力が乏しいので、ご婦人たちのマシンガントークにはついていけません(汗)

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イギリス人のおばあちゃんに習った編み方で、ニットキャップを作りました。

英語は大変でしたが、とても良い経験になりました!


次回Vol.2では編み物以外のハンドメイドにも迫っていく予定です。
お楽しみに!

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