【ハンドメイドの基礎知識】Dカンの使い方・コツ・レシピ

このページではDカンの使い方や種類、Dカンを使った作品などを紹介しています。



1.Dカンとは

Dカンとは、カン類の仲間のひとつです。
見た目の特徴はアルファベットの大文字の“D”の形をしていることで、英語圏では“D-Rings”という名前で販売されています。

名前の由来は日本語と同じく、見たままですね。

Dカンがよく使われる場面は、
・リボンやレザーを雑貨やストラップ・キーホルダーなどに加工する
・接続部として使う(バッグと持ち手の接続部にDカンを使う)
・ベルトやバッグの持ち手のような、長さ調整可能なひもを作る

など。帯状のものと一緒に使うことが多いです。

Dカンの使い方

実はDカンは、身の周りにたくさんあります。

既製品のバッグやポーチ、ストラップなどを見てみると、大小のDカンが頻繁に使われていることがわかります。探してみてください♪

2. Dカンの種類

色は、ゴールド、シルバー、金古美などがあり、大きさは縦幅・横幅・線径で表されます。アクセサリー・小物雑貨用の小さなものから、裁縫用の大きなものまでさまざまです。

大きなものはバッグの持ち手や肩紐などに使用されるので、線径が太く、丈夫なものが多い傾向があります。

Dカン シルバー

同じカン類の仲間である丸カン・Cカンと比較すると、Dカンは少し大きめなパーツだという印象があります。

丸カン・Cカンは直径3mmほどの極小サイズが一般的に流通していますが、Dカンは小さくても7~8mmくらいからです。

Dカンが他のカン類より大き目な理由は、リボンや布といった幅のあるものと一緒に使うことが多いからだと考えられます。

さらにDカンの中には種類があり、Dの字が横に伸びたような“山高Dカン”、圧力をかけて平らに加工されている“押Dカン”、Dの字と四角の間くらいまで丸みを抑えた”月カン“などがあります。

奥が深いです…!!

ナスカンとDカン

ナスカンとくっついているタイプもありますよ。

3. Dカンの使い方

Dカンを使って、簡単なストラップ・キーホルダーを作ってみましょう!

用意するもの:Dカン1個、お好きなリボン・チロルテープ(裏表がわからないものだと楽です)、針、糸、はさみ、ストラップ金具(場合によっては丸カンやヤットコも必要です)

まず、Dカンは使用するリボンの幅に合ったものを用意しましょう。

Dカンゴールド

次はリボン。輪のようにして折って使うので、完成形の2倍の長さ+縫いしろ分を使います。

チロルテープ

例えばDカンから10cm分リボンが垂れるようにしたいのなら、20cm+縫いしろ(2cmほど)を使用することになります。

リボンをDカンの直線部分を覆うように通し、赤い点線の部分を縫います。

Dカン6

ギリギリのところを縫うとDカンがガチガチに固定されてしまうので、数ミリの余裕をもって縫い付けます。

リボンの端が見えないようにうまく処理すると、仕上がりがきれいです。

ストラップ金具を取り付けたら完成!

Dカンストラップ

リボンに明らかな表裏がある場合は、あらかじめ裏地をつけておく、リボンの裏が出ないように接着してしまうか縫い付けてしまうといった方法で対処できます。

こちらは既製品ですが、こんなふうにレザーをかぶせる、ボタンなどを縫い付けてみると、縫い目が隠せて一層見栄えがよくなりますね。

Dカンの使い方

4. Dカンはこんなふうにも使えます

Dカンに紐や毛糸をたくさん通して、タッセルに。針を使わないので、お裁縫が苦手な方も安心!

Dカン

また、Dカンはレジン枠として使用することもできます。

5. Dカンの代用品

・アクセサリーのような小物雑貨に使うのなら、大き目の丸カン・二重カン・三角カンといったカン類が代用品になります。
キーリングやフレームパーツも使えます。

ハート型 2重カン フレームパーツ スクエア

・リボンやチロリアンテープでストラップを作る場合は、リボン留めが便利です。

ヒモ留め リボン留め

・バッグ用の大きなDカンの代用品としては角カン・丸カン・移動カン(コキ、リュックカンとも呼ばれます)などがあります。

参考:移動カン

移動カン

以上、Dカンについてでした!

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